春の全国交通安全運動で三条地区交通安全協会が交通安全パレードと式典 (2007.5.12)

11日から20日までの春の全国交通安全運動の一環で、(財)三条地区交通安全協会（加藤紋次郎会長）は三条市や三条署とともに12日、三条市下田サービスセンターから三条市厚生福祉会館まで交通安全パレードし、式典を行った。

春の全国交通安全運動の一環で三条市厚生福祉会館で行われた式典でチビッコ白バイ隊に任命された幼児4人

交通安全パレードの編成は、三条署のパトカー、県警本部交通機動隊の白バイ、新潟ダビッドソンクラブ（石橋紀男会長・会員30人）の大型バイク・ハーレーダビッドソン17台。大型バイクのサイドカーには国定勇人三条市長、斎木光俊三条署長、加藤会長らが乗り込んで午前10時に出発し、沿道の市民に交通安全をアピールした。

会場にずらりと並んだハーレー・ダビッドソンの大型バイク

三条市厚生福祉会館駐車場には、サイドカー付きの大型バイクがずらりと並び、見物の親子連れはカメラ付き携帯電話で記念撮影。大型バイクの腹に響くようなエンジンの重低音に「すごいね～」、「かっこい～ね～」と子どももおとなも目を輝かせていた。

そのバイクの前で式典を行い、主催者やパレード参加協力団体などから約120人が参加。チビッコ白バイ隊任命式では、三条市立旭保育所年長児の石丸勇斗君、松永祐一君、杉浦沙実さん、加藤示紋君の4人に斎木署長から任命書を手渡した。

本物の白バイ隊員と同じブルーの制服に白いヘルメットをかぶったチビッコ隊員は「ぼくたち、わたしたちは車に気を付けます」と、交通安全を宣言し、かわいい敬礼に出席者は拍手を送っていた。

白バイにまたがせてもらってご機嫌のチビッコ白バイ隊

国定市長は、あいさつで参加者を激励するとともに、市、警察、安全協会とタッグを組み交通事故のない市になることを願った。斎木署長は、ことしの管内の交通事故は、昨年同期と比べて死者が1人多い2人である以外は昨年を下回っているデータを示し、「1件でもこの地域から交通事故をなくしていきたい」と気を引き締めた。

また、三条地区交通安全協会は市町村合併でひとつになったが、実質的な活動は三条地区の本部、栄支部、下田支部と別々のまま。今回は3地区合同の初めての行事で、来年4月の組織一本化に向けて作業を進めており、加藤会長は「これを機に一体化が進めば」と期待した。