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三条どじょうプロジェクトのドジョウが初めて三条市内小中学校の給食に登場 (2007.6.5)

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三条市では、昨年から三条市内でドジョウの養殖をはじめた「三条どじょうプロジェクト」(山嵜哲矢会長)が生産したドジョウを、今年度、地元の食材として学校給食に導入。7日の栄地区の3小学校の給食で、初めて献立に登場する。

三条どじょうプロジェクト会員のドジョウの養殖池

三条どじょうプロジェクト会員のドジョウの養殖池

7日は栄中央、栄北、大面の3小学校の給食に「ドジョウのカレー揚げ」がお目見え。続いて19日に栄中学校、7月にはほかの市内全小中学校で提供される。

三条市では、これまでも地元の新鮮な農産物を学校給食の食材にしているが、ドジョウを使うのは初めて。ドジョウは栄養価が高く、同プロジェクトの養殖は安全性も高い。子どもたちが食の大切さと地域のすばらしさを学ぶきっかになることに期待している。

養殖されたドジョウ

養殖されたドジョウ

ドジョウを提供する「三条どじょうプロジェクト」は昨年8月、新産業振興として三条市の産業振興と会員の共同利益増進を目的に設立。三条市経済部農林課農業支援センターが事務局となり、市内で有機農法などに取り組む栄、下田地区の農業生産者7人が会員で、間もなく新たに三条地区から2人が加わる。

ドジョウの養殖は、会員の休耕田や畑をそれぞれ整備した養殖池で行っている。同プロジェクトの規約に従い、安全安心な生産方法にこだわった養殖が“売り”だ。

休耕田を利用する下田地区の会員の養殖池は、80センチほど掘った田んぼに残留農薬の侵入を防ぐためのシートを敷き、バクテリアを入れ、地下水で満たす。天敵のヤゴやオタマジャクシからドジョウを守るため、池の上にネットで覆ってトンボやカエルの侵入を防いでいる。

整備中の養殖池

整備中の養殖池

初年度だった昨年、同プロジェクト全体の生産量は693.4キロだった。ことしは養殖を本格的に展開し、会員が増えたこともあり、全体で養殖面積約1,900平米で5.1トンの生産出荷を目標にする。 

今後は佐渡市のトキ保護センターにも出荷したい考え。また、現在は稚魚を購入しているが、年内にはドジョウのふ化にも取り組む計画で、生まれも育ちも“三条”のドジョウにこだわる。

同プロジェクトで生産するドジョウは、三条市東裏館1、旬風満菜木村屋で新メニュー、「三条縄文どぜう」と銘打った柳川鍋や唐揚げで味わえる。