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燕市が使用済み天ぷら油の回収、バイオ燃料使用車両の運用を開始、CO2削減に取り組む (2007.8.20)

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燕市は20日、市内10カ所に回収ボックスを設置して使用済み天ぷら油の回収を開始。あわせて、市保有のディーゼル車19台の燃料を軽油から天ぷら油など植物性油を原料とする再生燃料「BDF(バイオディーゼル燃料)」に変え、CO2削減に積極的に取り組む。

キャプション

20日、燕市で行われたBDF使用の保有者の出発セレモニーでCO2削減を宣誓する職員

これまで使用済みの天ぷら油は、各家庭で処理してもらっていたが、それを回収して新潟市内の業者に買い取ってもらう。買い取り価格は8月20日現在で1リットル当たり5円。その収益を小学校のエコクラブの活動費の補助に充てる。

BDF使用車両に張ったステッカー

BDF使用車両に張ったステッカー

市民から回収する油は、こし器などでこし、できるだけ不純物を取り除いた状態でペットボトルに入れてふたを閉め、回収ボックスに入れてもらう。回収ボックスは市役所の3庁舎をはじめ、公共施設9カ所と吉田地区のスーパー「カンダストアー」の計10カ所に設置した。

また、軽油に変えて購入する燃料のBDFは、車が排出するCO2は軽油より10%ほど少ないだけだが、原料の植物が成長するときにCO2を取り込んだものと考えることから地球温暖化防止協定上ではカウントされない。

さらに、多くの疾病原因とされている黒煙は軽油の3分の1に軽減。使用するにも新しい装備などの必要はなく、市販のディーゼル車で使用できるうえ、BDFの価格は20日現在で1リットル90円程度で、軽油より30円ほど安いのもメリットになる。

回収ボックスに第一号の廃油を入れる小林市長と中野副市長

回収ボックスに第一号の廃油を入れる小林市長と中野副市長

燕市では昨年から1年間、3台の保有車で試験的にBDFを使ってきたが、車のパワーが落ちることもなく故障も一度もなかったことなどから、この日の本格導入となった。

同日午前9時に市役所吉田庁舎で出発セレモニーを行い、BDF使用の19台の車両には「天ぷら油で走行中」の黄色いステッカーを張り、それぞれ運転する職員とともに整列。職員代表が小林清市長を前にCO2削減を宣誓し、それぞれの業務に出発した。

市では、回収ボックスによる回収時間は、施設やスーパーの営業時間内とし、時間外はボックスに施錠するので注意を呼びかけている。回収ボックスの設置場所は次の通り。

【燕地区】▲市役所燕庁舎▲総合文化センター▲燕市民体育館
【吉田地区】▲市役所吉田庁舎▲吉田北体育文化センター▲粟生津体育文化センター▲カンダストアー(吉田東栄町)
【分水地区】▲市役所分水庁舎▲分水公民館▲てまりの湯