三条市吉田の貯水池で市内の男性が水死 (2007.10.13)

13日午前9時50分ころ、三条市吉田地内の貯水池に男性が転落して水死する事故があった。

男性が水死する事故があった三条市吉田地内の貯水池で救助作業を行う三条市消防本部職員

水死したのは、三条市吉田、会社員佐野蔵治さん(55)。吉田地内の農業用水などに使う水をためる最大で幅約50メートル、奥行き約150メートル、広さ約7,000平方mの貯水池で、1人でボートに乗って川エビを放流していたところ、バランスを崩して池に転落し、おぼれたようだ。

中央の青いボートが男性が乗っていたと思われるボート

救出作業を見守る地元住民

午前10時2分に、佐野さんと一緒にいた家族が近くの家から119番通報し、三条市消防本部が出動。貯水池は水深10メートルほどで、にごりが激しく、水温も低かったため、三条署が潜水のプロに救助を要請した。

あわせてゴムボートの上からロープの先にいかりのような物をつけて池の中を捜索していたところ、ゴムボートでの捜索で11時23分に池の中に沈んでいた佐野さんを発見した。佐野さんは市内の病院に運ばれたが、11時49分に死亡が確認された。