16日に介護老人保健施設「いっぷく2号館」の内覧会 (2007.12.15)

医療法人しただ＝北沢幹男理事長・三条市長野＝が帯織地内に建設していた介護老人保健施設「いっぷく2号館」が完成し、16日午前10時から午後4時まで内覧会を開く。

16日に内覧会が開かれる介護老人保健施設「いっぷく2号館」

内覧会では、午前11時と午後1時半の2回、三条市東鱈田出身の縁竹縄（えんたけなわ）さん(26)による昭和や大正の懐かしい歌謡曲のギター弾き語りのステージや、社会福祉法人いただ「ケアハウスいっぷく」で活動する知的障がい者支援組織いっぷく食堂家族会が出店して「あっさり、こってり味選べるしょうゆラーメン」を1杯400円で提供する。

居室

キッチン

各ユニットに設置されている共同スペース

1階のウッドデッキ

「いっぷく2番館」は、病院での入院加療を終えて病状回復期にある人や家庭復帰するためリハビリテーションが必要な人などに、施設サービス計画に基づいて看護的医学的管理の下で介護やリハビリテーションを行う介護老人保健施設。JR帯織駅前に位置し、敷地面積8,814平方メートル、鉄筋コンクリート造り3階立て延床面積は6,316平方メートル。定員は居室利用100人、デイケアサービス30人。

介護老人保健施設では県内初の100床全室個室で、10室を1ユニットとするユニットケア方式。各ユニットには10室の居室のほか、広々とした共同生活スペースがあり、システムキッチンを備える。施設が提供するおかずなどは施設内の共同調理場で調理するが、ご飯は各ユニットごとのキッチンで炊き、ご飯の炊けるにおいなどを感じてもらうことにしている。

また、老人施設では珍しく、今後、増えるであろう需要に応えられるようにと全居室に無線LANによるインターネット環境を整えた。インフルエンザやノロウイルスも抑制できる最新式の空気清浄機を各ユニットに1台配備している。開所は来年1月7日。同施設では、内覧会は、だれでも入場できるので、地域の人や施設に興味のある人など多勢の人に足を運んでほしいと、来場を呼びかけている。