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大火から復興を果たした「スナックマンマ」の五十嵐さんがことしも繭玉飾りに下がった善意23万円余りを三条市に寄付 (2009.3.16)

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昨年10月の三条市の繁華街「本寺小路」の大火事で店舗を焼失し、同12月には早くも本町2地内に移転オープンして見事に復興した「スナックマンマ」を経営する五十嵐敏江さん(64)は16日、ことしも店内に飾った繭玉(まゆだま)に来店客がつけた23万円余りを福祉に役立ててほしいと三条市に寄付した。

国定市長に「スナックマンマ」の来店客の善意が下がった繭玉飾りを手渡す「マンマ」経営の五十嵐さん

国定市長に「スナックマンマ」の来店客の善意が下がった繭玉飾りを手渡す「マンマ」経営の五十嵐さん

五十嵐さんは、午前9時半に市役所を訪れ、長さ150センチほどの枝に1万円札5枚、5千円札10枚、千円札130枚と小銭、合わせて231,344円がぶら下がる繭玉飾りを「皆さんからの善意です」と国定勇人市長に手渡した。

店舗は昨年10月27日の本寺小路の大火で焼失した。約1カ月後の12月1日には近くの店舗に移転して営業を再開した。

「スナックマンマ」の大火からの復興を笑顔で話す五十嵐さん

「スナックマンマ」の大火からの復興を笑顔で話す五十嵐さん

開店からことしで24年。毎年、店内で小正月行事の繭玉飾りを行い、五十嵐さんが数千円を飾ったのをきっかけに、来店客が紙幣や硬貨をセロハンテープで貼り付けるのが恒例になった。集まった善意は三条市に寄付し、ことしで23年目となった。

五十嵐さんは、大勢の支援を得て営業を再開できたものの、ことしは繭玉の設置をためらったが、「継続は力なり」との思いで例年通りに行い、1月5日から3月14日まで店内を飾った。

営業再開のときは復興パーティーを開き、200人近くが出席してたくさんの見舞いや祝いをもらったと言う。「お客さまに(新店舗での営業再開)をプレゼントしてもらったようなもの。感謝でいっぱい」と話した。

また、大火を知って何十年ぶりに来店し、繭玉にも善意を下げてくれた人もあり、「災い転じて福となりました」と五十嵐さんは前向きだ。

国定市長は「一番大変な時期を乗り越えたことしの繭玉は重みが違いますね」と話し、毎年、継続してくれる寄付に礼を述べた。五十嵐さんは、福祉の関係で一番早く役立つ場所に使ってほしいと求めた。三条市ではこれから使い道を検討する。


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