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三条まつりの大名行列の華、三条先供組合が奴の練習開始 (2009.5.11)

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三条まつりのメーン、15日の大名行列を先導する三条先供組合(赤坂一夫会長・45人)は10日夜、三条市立第二中学校で奴(やっこ)の本格的な練習を開始した。

三条まつりの三条大名行列に向けて三条第二中グラウンドで練習する三条三条先供組合

三条まつりの三条大名行列に向けて三条第二中グラウンドで練習する三条三条先供組合

大名行列は、15日午後0時45分に三条市・八幡宮を出発し、市の目抜き通りを西から東へ進む。その先頭の鉄棒、露払に続くのが奴。重いもので20kg近い道具を持つ。

道具は、前から順に先箱(さきはこ)、長柄の傘の略の長柄(ながえ)、トリの毛を植えた槍(やり)のさやの大羽熊(おおはぐま)、金の玉といわれる投鞘槍(なげさややり)、袋をかぶせた天目槍(てんもくやり)、台傘(だいがさ)、手杵傘(てぎながさ)と続く。長柄と手杵傘以外は2人1組になり、互いに道具を投げて受け渡しながら進む。

長い柄の先の方が重い道具が多く、投げ手と受け手のコンビネーションが重要。本番では、投げられた道具を落とさないように足を踏ん張って受け取ると、沿道の観客から歓声と拍手がわき、静かに進む行列では最も動きのあるパートだ。

先供を演じる同組合では、毎年5月1日に八幡宮で顔合わせを兼ねて練習始めを行い、10、11、12の3日間、午後7時から2時間、本格的な練習を行っている。

その初日の10日は、ナイター照明のある三条第二中グラウンドにメンバーが集合。ことしは大名行列の日に仕事が休めない人や家の都合で参加できないメンバーが例年になく多い。今のところ本番には、奴を演じる最低人数の24人しか確保できておらず、交代メンバーはいない。

三条三条先供組合のメンバー

三条三条先供組合のメンバー

練習を前に役員から「このメンバーで行列を成功させよう」、「いつもみんな頑張っているが、ことしはもっと頑張っていこう」と、けがのないよう確認した。

早速行った練習では、本番の大羽熊や長柄や先箱にみたてた練習用の道具を使い、ベテランからの指導で1年ぶりの感覚を取り戻そうと繰り返し練習した。

参加メンバーが少ないながら、ことしは7年ほど前に続いて2人目の外国籍の新人が加入した。昨年9月から三条市立下田中学校を中心に外国語指導助手(ALT)を務める米国出身、三条市在住のアダム・ギブソンさん(26)で、大名行列は見たことはないが、先輩の手ほどきで「頑張ります」と話している。

先供組合は、本番当日は午前6時半に八幡宮に集合、2組に分かれて午前7時から三条市内の依頼のあった家80軒ほどを回って昼ころに八幡宮に戻り、午後0時45分に大名行列の先頭として出発する。