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24日まで三条高城城址登山道で越後三条ヒメサユリ祭り、花は見ごろでピークは今週末 (2009.5.21)

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越後三条ヒメサユリ祭り協議会(木村六郎会長)は、三条市下田地区の高城城址(たかじょうじょうし)登山道のヒメサユリの小径(こみち)で、24日まで「越後三条ヒメサユリ祭り」を開いており、かれんなピンク色のヒメサユリの花を楽しむ人たちが訪れている。

「越後三条ヒメサユリ祭り」が開かれている三条市下田地区の高城城址登山道

「越後三条ヒメサユリ祭り」が開かれている三条市下田地区の高城城址登山道

ヒメサユリはユリ科の多年草で、下田地区には古くから自生する。旧下田村の花で、合併後も新三条市の花として親しまれている。

透き通るように美しいヒメサユリのピンクの花

透き通るように美しいヒメサユリのピンクの花

その群生地が、標高372メートルの高城城址。高城城址へ続く登山道は長さ約1.4キロで、1時間余りかけて歩く。登山道は同地区の住民らが10年以上前から「ヒメサユリの小径」として整備し、雑木の伐採や下草刈りを続けているおかげで毎年、たくさんのヒメサユリの花を楽しむことができる。

夏の陽気だった20日は、登山道の両側にヒメサユリが連なり、五分咲きていど。透き通るように淡いピンク色の大きな花を開いていた。

ヒメサユリの花の付け根に残されたハルゼミの抜け殻

ヒメサユリの花の付け根に残されたハルゼミの抜け殻

本格的な登山やトレッキングスタイルの人やジーンズにTシャツの軽装の人、県外から訪れる人もあり、この日だけでも220人余りが訪れた。

ヒメサユリの花を追いかけるように登山道を登り、足を止めて花をカメラに収めたり。ウグイスやハルゼミの声が聞こえ、休憩には残雪の粟ヶ岳が心身をリフレッシュさせてくれた。

友人3人で初めて訪れた燕市に住む60歳代の女性は、「ヒメサユリは優しそうで、いやされますね」。昨年、東京から新潟市に引っ越した夫婦は「花はかわいいし、景色もいいし、新潟はいいところね」と初夏の自然を満喫していた。

急な坂もあるので、歩きやすい靴や服装で訪れるのがお勧め。飲料水の自動販売機はなく、売店の出店しない平日は飲み物を持参した方がいい。関係者によると、今後の天気にもよるが5月末ころまで花を楽しめると言う。

登山道から残雪の粟ヶ岳を望むことができる

登山道から残雪の粟ヶ岳を望むことができる

三条市の花、ヒメサユリの開花期に毎年、ヒメサユリ祭りを開いている。これまでは森町地区の住民でつくる実行委員会が主催したが、今回は森町、新屋、荒沢の3つの地区の住民を中心に協議会組織し、主催。昨年は約5,000人が訪れた。

登山道で群生するヒメシャガの花も見ごろ

登山道で群生するヒメシャガの花も見ごろ

期間中は、土、日曜だけ午前9時から午後3時ころまで登山道登り口付近でジュースなどを販売し、最終日の24日は先着600人に甘酒を無料でふるまう。

高城の登山道入口へ行くには、三条市の市街地から国道289号線を進み、清流大橋から約10キロ、道の駅「漢学の里しただ」手前の信号交差点を左折し、鶴亀橋を渡って右手の案内看板から数百メートル入ったところ。ただ、周辺は車でごった返すので、昨年から祭り期間中はマイカーの乗り入れ、駐車を禁止している。

代わりに「漢学の里しただ」の庭月庵悟空など周辺に臨時駐車場を開設し、登山道入口とを結ぶ無料のシャトルバスを毎日、平日は30分おき、土、日曜は15分おきで運行している。

昨年、運行した長禅寺から登山道入口近くの売店までの有料シャトルバスは、ことしは運行していないため、無料シャトルバスを降りる登山道入口から登り口の「ヒメサユリの小径」までは、かなり急な登り坂を15分ほど歩く。

また、期間中は、ヒメサユリの小径の整備や管理などにあてる登山道環境整備協力金1人200円が必要で、登山道入口で受け付けている。