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ハンズワタベが県内で初めて一般住宅に地中熱利用の冷暖房システム導入 (2009.8.18)

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住宅建築・リフォーム業の(株)ハンズワタベ=本社長岡市・渡部政雄社長=は燕市内で、県内で初めて一般住宅の冷暖房に自然エネルギー「地中熱」を利用したシステムを導入した建物を建築している。

ハンズワタベが「ジオパワーシステム」を導入して建設している一般住宅、基礎部分にぐり石を敷く作業

ハンズワタベが「ジオパワーシステム」を導入して建設している一般住宅、基礎部分にぐり石を敷く作業

建築中の住宅に導入したシステムは、山口県の(株)ジオパワーシステムが開発した「ジオパワーシステム」。環境大臣賞やエコプロダクツ賞などを受賞したシステムで、地中熱を利用して建物の基礎空調を行う。

年間を通して15度から18度のほぼ一定の温度に保たれる地下5メートルの地中熱を利用。長さ5メートルのアルミとポリエチレンの二重構造のパイプを地中に埋めて外気を送り込む。

地中熱で温度を変化させた外気を、住宅の基礎部分に敷き詰めた石に蓄熱しながら家の中に冬暖かく、夏涼しくなった空気を送る。

一般の冷暖房のように急激な温度調整ではなく、換気しながら建物全体の温度を年間を通して緩やかに調整する。省エネやCO2削減につながり、環境配慮の視点でも注目されている。

さらに、空気を浄化する機能があり、取り込んだ空気中に含まれる花粉、チリ、ホコリなどを80%以上除去するし、冷房病対策も含めて体に優しいシステムといえる。

このシステムを導入して同社が建築中の住宅は、敷地約160平方メートルの木造二階建てのモニターハウス。システム導入コストは工事費を含めて約250万円になるが、冷暖房費は年間で50%ほど削減でき、それに伴い年間1トンの二酸化炭素排出を抑制できる計算という。

同システムは、県内では新潟市のモデルハウスに採用されているが、一般住宅への採用は今回が初めて。8月中旬には基礎部分に蓄熱や蓄冷のための石を敷く作業が行われ、11月の完成を目指している。