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三条市厚生福祉会館わきの道路拡幅工事で裏館小時代からのサクラの木を移植 (2010.2.26)

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三条市は、三条市厚生福祉会館わきの道路拡幅工事に伴って、同会館駐車場のサクラの木5本を2メートルほど内側に移植する工事を行っている。

三条市厚生福祉会館で行われているサクラの移植作業

三条市厚生福祉会館で行われているサクラの移植作業

2月8日から3月15日まで、同会館駐車場とガソリンスタンドとの間の道路を約1メートル拡幅する工事を行っている。駐車場側に道を広げるため、駐車場境界のコンクリートの植え込みを壊し、境界にそって並ぶサクラの木を2メートルほど体育館側に移植している。

8本の木を移植する予定だったが、うち3本は老朽化して傷みが激しかったため伐採処分し、残り5本を移植することにした。

同会館や市役所三条庁舎が建つ場所は、昭和39年度に東裏館3地内に移転した裏館小学校があった。サクラはその小学校時代に植えられ、今も毎年、春にたくさんの花を咲かせて市民の目を楽しませくれている。

移植作業を行う地元保内地区の造園業者によると、となりの木との間隔は1メートル余りと狭く、道路沿いの生育に好ましくない環境のため、それほど大きくは育っていないという。樹齢約60年の古木で、移植を行うために、かなりたくさん枝を落としたので、花芽のついている枝は咲くが、今春は花が少ないとみている。