燕市中央公民館が貸館状況を表示する情報ディスプレーを設置 (2010.5.19)

燕市中央公民館は19日、燕市文化センター1階ホールに同センター貸館状況を表示する薄型テレビを設置し、これまでのホワイトボードに手書きしたアナログから、デジタル表示の情報ディスプレーに移行した。

貸館状況を表示するホワイトボードに代えて薄型テレビの情報ディスプレーを設置した燕市中央公民館

50型のプラズマテレビに当日の公民館と文化会館の貸館状況を施設名ごとに利用時間、利用者の一覧で表示する。1日分の利用すべてを1画面に表示できないので、何ページかにわけて順に表示する。

一見、高度なシステムに見えるが、仕組みは簡単。1画面ごとのページの画像を記憶媒体のSDカードに保存し、それをテレビに読み込ませて1ページずつ15秒間隔のスライドショーとして表示しているだけ。テレビの標準機能だけで実現している。

このテレビは、国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金を受けて設置した。同交付金で燕市内すべての小中学校と同公民館と吉田公民館、分水公民館にテレビを設置し、ほかはすべてテレビの受信機としての活用だが、同公民館だけは貸館状況の情報ディスプレーに使うことにした。

きょうの貸館状況をスライドショーの要領で1ページずつ表示する

これまでは、ホワイトボードに毎日の貸館状況を手で書いていた。主に貸館を利用する社会登録団体は、ネットで利用予約している。それらの情報はすでにパソコン内にデータ化されているのに、わざわざ手書きするのは二度手間になっていることもあり、以前から情報ディスプレーの導入を検討しており、今回の交付金は渡りに舟だった。

今後は貸館状況に加えて、同公民館の主催事業のPR用画面の表示にも利用し、さらに有効な活用を考えていく。