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来年の日立金属カレンダー用に制作された木版画家湯淺浩さんが三条鍛冶道場をモチーフに制作した木版画を三条市に寄付 (2010.6.16)

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三条の刃物などと古くから関係のある「高級刃物鋼YSSヤスキハガネ」で知られる日立金属(株)の2011年版カレンダーに、木版画家湯淺浩さんの制作した三条市の「三条鍛冶道場」がモチーフの作品が掲載されることになり、その木版画1点を三条市矢田、相場商事(株)=相場亮嗣社長=が14日、三条市に寄付した。

湯淺さんが制作した三条鍛冶道場の木版画を手に左から山村社長、相場社長、国定市長

湯淺さんが制作した三条鍛冶道場の木版画を手に左から山村社長、相場社長、国定市長

木版画を制作した湯淺さんは、1933年に兵庫県に生まれ、京都在住の木版画家。世界遺産や文化遺産、京都市内など国内の風景をモチーフの中心に木版画を制作し、国内外で個展を開いている。

湯淺さんが制作した三条鍛冶道場の木版画

湯淺さんが制作した三条鍛冶道場の木版画

また、日立金属のカレンダーは2003年から毎年、湯淺さんの木版画の作品を掲載して制作。同社や取引先などが使用し、数万部が発行されるという。その2011年版カレンダーの12カ月のうちの1枚に「(越後三条にて)三条鍛冶道場」のタイトルで、解説文には「鍛冶技術をアピールするための全国で唯一の道場」と紹介された作品が掲載される。

寄付には相場社長と(株)山村製作所=三条市金子新田=の山村登社長の2人が市役所を訪れ、国定勇人市長にカレンダーに掲載される「三条鍛冶道場」を描いた木版画を手渡した。

版画は縦32、横24センチ。鍛冶道場の駐車場入口に立つ「三条鍛冶道場」と大きく書いた道場の看板を中心に描いたもの。常設鍛冶体験施設としてものづくりの町三条市の原点ともいえる鍛冶技術の魅力を発信する同施設の活動に、湯淺さんが共感して制作した。湯淺さんの作品のなかで建物の名称が入っているものは珍しいという。

日立金属の安来工場のある島根県安来市と三条市は、鉄を介して江戸時代から親密なつきあいがあり、同社のカレンダー制作のために湯淺さんは1年前に三条市を訪れていた。

相場商事は鋼材加工販売業で、昭和の時代に神明宮境内に「ヤスキハガネ」のネオンサインの鉄塔を建てた。日立金属とは古くから取引関係。今回、湯淺さんの作品を購入し、「さんじょう鍛冶道場」発起人の1人の山村社長に取り扱いを相談し、市に寄付することとした。市では作品を三条鍛冶道場に飾る。