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燕中等教育学校のグラウンド芝生化で燕高校のラグビー部OBなどが手弁当で芝生の種まき (2010.7.4)

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昨年度で閉校した県立燕高校のラグビー部OB・OG会(平原靖会長)が中心となって、同校の校舎を受け継いだ県立燕中等教育学校のグラウンドを芝生化しようと4日朝、OB会や同校生徒200人余りが参加してシバの種をまいた。

県立燕中等教育学校で行われたグラウンドの芝生化のために行われた種まき

県立燕中等教育学校で行われたグラウンドの芝生化のために行われた種まき

OB会は毎年、同校グラウンドなどでOB戦を行っているが、閉校後もグラウンドを借りられることになり、降雪期を除く週末に練習を行う一方、だれでも参加できる「ちびっこ初心者ラグビー教室」を開いている。

グラウンドにまかれたシバの種

グラウンドにまかれたシバの種

サッカーやラグビーは基本的に芝生の上で行うスポーツ。OB会は、おとなも子どもも芝生でスポーツして、地域づくりにもつながればと考えていた。中等教育学校ではグラウンドの土が飛んで近所の迷惑になっていることに頭を痛めており、芝生を植えることで両者の考えが一致した。

しかし、問題は芝生化にかかる費用。OB会を中心に燕高等学校同窓会、燕中等教育学校のPTAと同校を支援する会からの寄付金でまかなうが、業者に頼むと芝生化に数千万円かかるとわかった。

とてもまかなえる金額ではなかったが、作業はボランティアをすることに。自分たちで種をまき、校内の木を枝切りして出た枝を材料に作った炭を肥料にする「燕方式」を後半。費用はなんと1,000分の1以下、28万円の超低予算を実現した。

最後に歩いて土を踏んで作業完了

最後に歩いて土を踏んで作業完了

芝生化するのは、陸上トラックの内側のフィールド、約1万平方メートル。前日に機械で軽く耕して軟らかくしておいた土に、4種類のシバの種約200キロをまいた上に固形肥料、炭粉と木酢液をまいたあと、みんなで一列になって上を歩いて踏み、土になじませた。

早ければ数日で芽が出るはず。中等教育学校サッカー部の6年生は、「芝生の上でサッカーができるようになりたい」と手や顔を炭粉で黒くして張り切って作業していた。

小野島惠次校長は、「きょうをきっかけに燕高校から中等教育学校に、グラウンドが市民のものになっていくのでは」と願い、「このグラウンドを大事に育てて、大事に使っていきたい」と話していた。

作業後にみんなで記念写真

作業後にみんなで記念写真

今後もOB会が中心となって芝生を養生、管理し、受け継がれる伝統と地域に愛される学校づくりの核のひとつとして芝生を育てていく。