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第一中学校区の第11回小中一貫教育推進協議会で地元から一体校に対する強い反発の報告 (2010.7.7)

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三条市の取り組む小中一貫教育で、同じ敷地内で小学校1年生から中学校3年生までが学ぶ「一体型」に移行する計画の第一中学校区で6日、第11回小中一貫教育推進協議会が開かれ、6月28日に開かれた第4回地域連携部会の報告などが行われ、一体校に反対する声があったことも報告された。

第1中学区で開かれた第11回小中一貫教育推進協議会

第1中学区で開かれた第11回小中一貫教育推進協議会

第一中学校区小中一環教育推進協議会の委員は、同校区内の第一中学校と四日町、条南、南の3小学校の学校長、教頭、教務主任、保護者代表として各校のPTA会長、地域代表として自治会長の20人。地域連携部会は、同協議会の部会の1つで、広く学区の人から意見を聴くもので、地域住民などが自由に参加できる。

午後7時から第一中学校で開いた同協議会では、地域連携部会などの報告、第一中学校区小中一体校基本設計施設部会案になどについて協議した。

配置計画など

配置計画など

報告のひとつ、6月28日に開かれた第4回地域連携部会では、一体校の基本計画や基本設計の協議が進んできたことから、今年度の小中一貫教育の推進状況と小中一体校の基本設計案の説明などで開き、一般市民175人が参加した。

参加者からの意見で、第一中学校が一体校となり(学校が)荒れた場合は(子どもたちは)ほかに行くところがない、小中一体校が成功するかは地域の理解が必要と言われたが、地元会社の社長も従業員も知らないと強い反発が出た。さらには、反対する運動を起こすので参加を呼びかけ、阻止してほしいなど、さまざまな意見や質問のなかで、一体校に反対する意見が複数あった。

3階平面計画

3階平面計画

その報告に対して、同推進協議会でもPTA会長の委員は「小中一貫教育は基本的には反対」の考えを表明。学校が大きくなれば荒れるのは当然なのに、なぜ小中一貫になるのか理解できない、学校建設の資金がないから学校をひとつにとしか思えないなどと述べ、「もう少していねいな議論があるべき」と求めた。

ほかの委員からは、結果として企業を巻き込むような形になりつつある反対者から、どうやって賛成してもらうのか、どういう考えをもっているかと事務局の市教委に質問した。

市教委では、これまで3年以上も委員をはじめさまざまな人に議論を重ねてもらい、議会や市民への報告や広報を行ってきたとし、「三条市教育委員会として、一貫教育や一体校建設を進めていくことは揺るがない」ときっぱり。しかし、「経緯は別して、不安に思われている方にはていねいに説明し、十分に理解してもらえるよう努力する」とし、丁寧な説明を繰り返す考えを示した。

また、小中一体校の基本設計案では、3階に設置される25メートルの室内プールなども説明。小学生と中学生、地域開放利用のため、プールの底が上下に動く可動床とし、利用のない期間は床を最上部まで上げて人工芝を敷き、屋内運動など多目的スペースにする計画。なお、施設検討概要説明は、地域連携部会での説明のほか、連日、各学校の保護者、自治会などを対象に説明会を開いている。