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交通事故による主将の急逝を乗り越えて燕中女子剣道部が2年ぶり3回目の全国制覇を果たして凱旋 (2010.8.26)

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燕市立燕中学校女子剣道部は、24日に島根県で開かれた全国中学校体育大会の剣道女子団体で2年ぶり3回目の優勝を果たし、25日夜、学校に戻って出迎えた家族や学校関係者に全国制覇を報告した。

 2年ぶり3回目の全国制覇を飾った燕市立燕中学校女子剣道部が学校で大会報告

2年ぶり3回目の全国制覇を飾った燕市立燕中学校女子剣道部が学校で大会報告

午後9時45分ころ、学校に到着。優勝旗やトロフィーやカップを手に、金色のメダルをかけた選手たちが体育館に入場すると、鈴木力市長、五井勇二校長、杉本交生前校長はじめ、選手の家族、剣道部員やOG、OB、指導者など学校や剣道関係者150人余りが拍手で出迎えた。

前主将で1月に交通事故で亡くなった吉田凛さん(当時14歳)の遺影と一緒に選手、監督、コーチがステージに並んで試合結果を報告し、それぞれ感想や喜び、感謝の気持ちを伝えた。

同大会で大将を務めた熊谷真純選手(3年)は、「島根全中制覇」を目標に掲げていた故吉田さんを含むチーム全体で大会にのぞみ、「これまで体がぼろぼろになるまで指導してくださった堀田先生へ最高の恩返しができたと思います」。

吉田前主将の遺影にも金メダルをかけてステージへ

吉田前主将の遺影にも金メダルをかけてステージへ

主将の相田真奈美選手(3年)は、「吉田さんが優勝へと導いてくれた。支えてくれた皆さんのおかげです。本当にありがとうございました」、深口佳奈選手(3年)も「凛さんを頂点に立たせてあげることができて本当によかった」。

小川萌々香選手(2年)、村山ひなこ選手(1年)の出場メンバーや補員の近藤瑞紀選手(1年)、長谷川莉子選手(1年)などもそれぞれの思いや今後の目標などを述べ、選手一人ひとりにとっては吉田選手の遺志を継ぐ弔い合戦でもあった。

監督の堀田正秀教諭は、「喜びと同じ分だけ悲しみがあります。トーナメントに行ってからは涙が止まりませんでした」と話した。

吉田さんが交通事故で亡くなってから約8カ月、「なんとかもう一回、凛といっしょに夢の舞台に立ち、みんなで勝ち取ってこようと頑張ってきた。本当に厳しい道のりでした」と振り返ったが、事故のことを知っている会場全体が温かい声をかけてくれて「燕、頑張れ」と追い風のようだったと話した。

記念撮影

記念撮影

五井校長らから、「お疲れさまでした。ゆっくり休んで次の目標に向かってほしい」と、健闘をたたえるとともに喜びやねぎらいの言葉をかけた。女子剣道部は、翌26日だけ休みで、27日から次の全国制覇に向けて始動する。