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三条市長選に向けた国定勇人後援会拡大役員会に役員430人が出席、国定氏が決意表明 (2010.8.30)

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現三条市長の国定勇人氏(38)の後援会は30日夜、ハミングプラザVIP三条で拡大役員会を開き、10月の任期満了に伴う三条市長選に国定氏を推すことを決めた。国定氏は「4年間では不十分、再度、チャレンジさせていただきたい」と、集まった後援会役員430人を前に2期目への意欲と決意を示した。

30日開かれた国定勇人後援会拡大役員会

30日開かれた国定勇人後援会拡大役員会

議事として国定市長の2期目への挑戦を応援することと、後援会長に池田英夫(株)三條機械製作所代表取締役社長を決めた。

決意表明を述べる国定氏

決意表明を述べる国定氏

妻の律子さんとともにステージに上がった国定市長が、立候補と決意表明。「つくづく感じることがある」とはじめ、「ぼくは本当に三条が好きです。大好きです」、「やっぱり三条を選んでよかった」と3年10カ月を振り返り、引きつける最大のものは「この三条の町で、毎日生きていく三条市民、人であります」と話した。

また、「パワフル三条2ndステージ〜更なる飛躍へ〜」と題したマニフェスト案として、地域経済の再活性化、子育て環境の充実、健‘幸’都市づくりの推進、シティセールスの推進、市民参加の徹底と5つの重点戦略などを示し、戦略を支える基盤として、行財政改革の推進、社会インフラの整備促進、力強い地域基盤の確立を示した。

左から前後援会長の高橋一夫前市長、池田新後援会長、山井太幹事

左から前後援会長の高橋一夫前市長、池田新後援会長、山井太幹事

中一貫教育についてもふれ、同教育の必要性を話し、同教育や一体校建設などへの不安の声は、しっかりと受け止めていかなければならないとした。それが自身の務めとして、不安の根元は何かを自身が地域に入って聞いていくとした。

430人の役員でいっぱいの会場

430人の役員でいっぱいの会場

また、これからの2カ月間に各小学校区に足を運んで行政課題など市民の声を直接聞く機会を設けるとした。そこでの市民の声が「わたしにとっての原点であり、原動力である」と話し、支援者にこれから2カ月間の支援を求めた。

同会では、前後援会長の高橋一夫前市長、池田新後援会長、山井太幹事があいさつ。国定市長の立候補の表明に続いて、小林乃里さん、渡辺康弘さんがあいさつし、国定市長への支援を呼びかけた。

■決意表明






決意表明(終盤の一部は欠落)

あらためまして皆さん、こんばんは。三条市長候補の国定でございます。本日は本当に大変お暑い中、また、何かとご多用の中にもかかわりませず、わたくしめの後援会、拡大役員会ということで、このように大勢の皆さま方ご列席の中で、お集まりをいただきまして、誠にありがとうございます。心から御礼を申し上げます。

先ほど皆さま方の力強いご支援の中で、もう一期チャレンジせいという後押しをいただきました。わたしはつくづく市長に就任する前から、そして市長に就任してからも、感じることがあります。僕は本当に三条が好きです。大好きです。どうしてこんなに好きなんだろうと思うぐらい好きです。

仕事のときも、そうではないときも、ふと感じる瞬間、瞬間ごとにやぱり三条を選んで良かったな、そういうふうな毎日でこの3年10カ月、市長になってから走ってまいりました。

そんな大好きな三条市。どんなところが好きなんだろう。いろいろ自分自身、思いをいたすところがございます。三条は何と言ってもバランスの取れたまちであります。日本全国あらゆる地方都市があるなかで、これほど産業基盤が充実していて、なおかつプライベートも含めて自然豊かな環境のなかで毎日生き抜くことができるような、そんなすばらしいまちはない。それはわたしの確信であります。

ところがご案内の通り、一昨年、全世界を襲ったリーマンショック以降の世界同時不況、わたくしどものまちがしっかりとした産業基盤をもっていたからこそ大変な痛い目を被り、なおかつ今もその痛みから抜け出すことができないのであります。

わたくしが三条市長に就任させていただいて以来、この本当に百年に一度と言われる難局をわたくしどもとしても何とか下支えをさせていただきたい。そんな思いのなかで地域経済活性化のすべての知恵と英知をわたくしどもなりに精いっぱい結集をさせていただき、一般家計予算500億円のなか、120億円、25%にのぼる、それまで60億円でしたので、さらに60億円を積み増しをし、比率としても10%強、大胆に踏み込みをさせていただいた地域経済活性化策を昨年度、策定をさせていただき、それから2年間、やってきたところでございますけれども、まだまだそれから先の見通しが暗澹としているなかにあって、引き続き、このすばらしい三条の魅力ある産業基盤をしっかりと軌道に乗せるために、まだまだやっていかなければいけないと思っております。

農業についてもしかりであります。産業というのはものづくりです。ものづくりであり、売ることです。ものづくりと言っても金属加工だけではない。わたしたちが毎日、生きていくために必要となる大切な農業も今、大変な状況を迎えている。そんななかで産業構造がしっかりしているからこそ、さらに英知を結集してこうした農業の問題に対してもあたっていきたい。そんな思いをもってるわけであります。

そして何にも増してわたしが三条を愛してやまないことのひとつは、最大のものは、やはりこの三条のまちで毎日、毎日を生きていくわたしたち三条市民、人であります。三条市が今まで発展してきたのも、先人たちのおかげでありますし、これから先の三条を力強いものとして、しっかりとした基盤にしていくためには、やはり人が大切なわけであります。これまでわたくしは、子育て環境の充実、そしてまた、さまざまな福祉政策の充実に努めてまいりましたけれども、これをまたさらに歩を進めていかなければいけないと思っております。

今、三条小学校区の高齢化率が42.8%であります。あと7.2ポイント上昇すれば過半数がお年寄りの小学校区になります。ただ、これが三条小学校区にだけ起こっている現象ではありません。日本全体もそうですし、わたしたちが住んでいる三条市全体が高齢化になってきています。ただ、わたしはこの高齢化という問題は決して悲観すべき問題だとは思っていない。高齢者が主役になれる真のまちづくりをつくっていくためには、やはり足を確保していかなければいけない。そのうえで明るく楽しく健康に暮らし続けるような町をつくっていかなければいけない。そのためには中心市街地の活性化をはじめとして、まだまだやっていかなければいけないことがあるわけであります。

子育ての環境の充実についてもしかりであります。この4年間、子育て環境を充実させるために、まずは行政の一元化をしてやっていこうとゆうことで一昨年、すべての行政を教育委員会一本に集約をさせていただきました。以降、栄庁舎の一階にはすまいるランドを開設させていただき、1年間で4万5千人もの市民の皆さま方にご利用していただく施設を整備させていただくこともできました。これも教育委員会に一元化しただけではなく、皆さま方の大切なご意見を反映させていただいた結果であろうと思いますし、これから先、小中一貫教育の推進、そしてまた複式学級にすでになっております下田地域の小学校のあり方をどういう風にこれから先、考えていかなければいけないのか。これもまた下田地域の住民の皆さま方とも一緒になって相談をしていかなければいけない大変、重要な課題である、いう風に考えております。

その他、三条を魅力的に発信していくこと。また、市民の皆さま方の活力を今一度、集結をしていくこと。その行政サービスを推進していくためにあらためて行財政改革、社会インフラの整備、そしてこの県央地域を見定めたときに新潟や長岡に埋没しないためのしっかりとした県央都市、県央がひとつにまとまっていくような、そんな地域づくりもしていかなければいけないと思っております。

そのためには、この4年間ではまだまだ不十分でございました。再度、皆さま方の力強いご支援をいただいて、何とか再度、チャレンジをさせていただきたい。そんな思いでいっぱいであります。

本日、皆さま方の前に粗々のマニフェスト案を配布をさせていただきました。しかし、このマニフェスト案、今の状態では、ただ一片の紙にしか過ぎません。文字の羅列と言っても仕方がないと思っております。この文字の羅列があしたの三条の礎を作っていくための羅針盤になるのかどうかというのは、皆さま方の力の結集いかんによって変わっていくんだと思っております。これを一片の紙に終わらせてしまうのか、それとも三条市の大きな方向感を見出すための羅針盤になっていくのか、これから2カ月、皆さま方とともに力を合わさせていただき、わたし自身もさらに市民の皆さま方の声を十分、お聞きをしながら、三条市政発展のために邁進してまいりたいと思います。この紙の肉付けをさらにしていきたいと思っております。

最後にひとつ、今、話題になっております小中一貫教育についてお話をさせていただきたいと思います。平成19年の1月、今の子どもたち、これは全国も同様でありますけれども三条市の子どもたちを考えたときに、果たして今までの教育制度をそのまんまのがちがちでいいのかどうかという問題意識のなかで、教育制度検討委員会というものを立ちあげをさせていただきました。学識経験者、先生方、PTAの皆さん、また地域の代表の皆さま方からなるこの検討委員会で1年余りの熱心な検討を加えていただき、これから先の教育環境をつくっていくためには小中一貫教育が望ましいのではないかという答申をいただいたところであります。

小中一貫教育というのは、決して難しい話ではないと思っております。今、小学校6年間を終えた子どもたちが中学生に卒業し、入学するときに、その大きな壁を乗り越えることができず、不登校やいじめの発生件数が中学校1年生になっていきなり飛躍的に増える傾向が全国に続出しております。我が三条市も同様でございます。これを中一ギャップと呼びます。なぜ中一ギャップが起こるのか。いろんないわれがありますけれども、核家族化の進展もしかりでしょう、地域コミュニティーの崩壊もしかりでしょう。そして防犯の都合上、なかなか子どもたちを外で自由に遊ばせることができない。そういった環境もそうでしょう。ただ、結果として言えるのは、中学校一年生になったときに、昔と違って今の子どもたちはなかなかその壁を乗り越えることができずに、いじめや不登校といった残念な結果となってあらわれてしまっている。この壁を何とか少しでも乗り越えやすいものにしていきたい。それが小中一貫教育であります。

小学校6年間、中学校3年間というものをただ単に区切っているものではなく、やはり小学校は中学校をケアし、中学校は小学校をケアする。それが小中一貫教育の神髄であろうと思っておりますし、そうした長年にわたる検討が、小中一貫教育がいいんじゃないかという風に導かれたのも、その一点に尽きるんだと思っております。

また、小中一貫教育を進めていくためには、先生方の交流を密にしていかなければいけない、また、子どもたちの交流を密にしていかなければいけない。そんななかで、理想的な環境は何だろうと考えたときに、やはり一体校というものが理想的な環境なんだろう、これも教育制度検討委員会における結論のひとつでありました。以来、一中学区をモデル学区として一体校をつくっていくべきではないか、そういう答申をいただいて2年余り、これまで歩を進めてきたわけであります。

昨年の12月には大変、苦渋の選択だったと思いますけれども、三条市議会におきましても、共産党さんの反対がございましたが、それ以外の皆さま方の、全員の、共産党さん以外の可決を、賛成をいただいたなかで、一中学区、そして二中学区の一体校の実施設計の今、検討に入っているところでございます。

わたし自身の立場としても教育委員会、そして関係者の皆さま方の本当に切なる検討の結果を尊重していきたい、それが今でも変わることのない私の思いであります。ただ、他方で、この2カ月間、非常に多くの不安の声が寄せられていることもこれまた事実であります。その不安の声はしっかりと受け止めていかなければけない。それがわたしの務めであろうとも思っております。

先々週、新たに開催をされました小中一貫教育推進委員会のなかで、わたしがその検討委員会の方にも教育委員会として、また検討委員会として、そうした不安の気持ちを払拭すべく、不安の点は何なのか、そしてそれを解消していくための策は何なのかということをぜひとも真剣に検討いただきたい、そういうお願いをしてまいりました。

そしてわたくし自身であります。これから2カ月間、事実上の選挙戦に入るなかにありまして、わたし自身も地域に入って本当に不安の根源はどこなのか、しっかりと聞いていきたいと思っております。そのためにも、あらためて少なくとも各小学校区には1回、足を運ばさせていただき、それぞれのいろんな、これ小中一貫教育に限らずですけれども、小中一貫教育をはじめといたします三条市のあらゆる行政課題に対して真摯に耳を傾けてまいりたい。それがわたしにとっての原点であり、そして原動力ではないのかな、そんな思いでいるわけであります。