9日から13日まで第6回三条市展、初日の開場式で初めて三条東高校書道部による書道パフォーマンス (2010.10.7)

三条市は9日から13日までの5日間、三条市体育文化センターで第6回三条市美術展（市展）を開き、市民の作品など公募作品と特別出品合わせて395点を展示する。今回は初日9日の開場式で初めて県立三条東高校書道部による書道パフォーマンスを行うので、これまでにも増して市民の見学を呼びかけている。

展示作業がほぼ完了した三条市展の展示会場

一般応募は日本画41、洋画74、彫刻9、工芸17、書道117、写真90の6部門合わせて348点。写真では1人で2点応募したうちの1点を落選としたものが8点あり、展示するのは340点。さらに特別出品が審査員6、特別出品18、運営委員17、無鑑査14の55点で、両方合わせて395点を一堂に展示する。

今回の呼び物は、何と言っても初日9日午前9時から剣道場で行われる三条東高校書道部（山田里穂部長・部員18人）の書道パフォーマンス。開場式の皮切りに行われ、音楽の流れるなか、5×7メートルの巨大な紙に大きな筆を走らせて2点を約15分かけて目の前で制作する。

ことしは映画『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』が公開されて高校生の書道パフォーマンスがちょっとしたブーム。先に行われた同校文化祭でも大きな感動を呼んでおり、書道愛好者でなくとも一見価の値ありだ。

開場式は書道パフォーマンスのあと、3階の展示会場前に移動してテープカットが行われる。9日午後4時から三条ロイヤルホテルで表彰式。開場は毎日午前9時から午後6時まで、最終日13日は午後3時半までで、同4時半から7時まで作品の搬出となる。

第4回秋山庄太郎記念米沢市写真文化賞で最高賞の文化賞を受賞した新飯田茂雄さんが市展に出品した作品

また、先に審査結果が発表されたばかりの第4回秋山庄太郎記念米沢市写真文化賞で、トキを被写体にした作品「雅翔（びしょう）」最高賞の文化賞を受賞した三条市曲渕3、自営業新飯田茂雄さん(66)が、市展でも無鑑査としてやはりトキを撮影した「友好の翼」を出品しており、この機会にぜひ見ておきたい作品のひとつだ。

昨年の入場者は5日間で延べ3,359人で、一昨年の3,587人を6%余り下回った。ことしは一昨年と同様に連休にかかるため、昨年を上回る入場者数が期待できるが、天気による影響も大きく、広く市民の鑑賞の目を待っている。

また、9、10日と部門別に審査員による作品鑑賞会が開かれ、無料で参加できる。出品者の求めに応じて作品を批評してくれる審査員もあるので、出品者はぜひ参加したい。日本画は予定が変更になったので注意。日程は次の通り。敬称略。

関連リンク

• 第６回三条市美術展 - 三条市（新しいウィンドウで開く）
• 第6回三条市美術展の審査が終わり入賞作品など決まる (2010.10.4)