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三条市・四日町小3年生が凧の総合学習で白根大凧合戦の新潟市白根地区を訪問、白根小4年生と交流 (2010.10.14)

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三条市立四日町小学校(棚橋正明校長・児童272人)の3年生56人は14日、三条名物の三条凧合戦にちなんで凧をテーマに行っている総合学習の一環で、同じように大凧合戦を名物にする新潟市白根地区を訪問し、地元の小学生などと初めて交流した。

白根小で三条凧ばやしを披露する四日町小3年生

白根小で三条凧ばやしを披露する四日町小3年生

午前中は「しろね大凧と歴史の館」を見学。午後から介護福祉施設「しろね日の出苑」で三条凧ばやしの演奏と踊りを披露したあと、2時に新潟市立白根小学校(堀正士校長・児童611人)を訪れ、同じように総合学習で凧について学んでいる4年生95人と体育館で交流した。

まずは四日町小児童から。今年度に入って総合学習で学んだ三条大凧合戦の歴史などとあわせて三条名物、自分たちで作った六角凧を紹介。そして三条凧ばやしの歌と演奏、踊りを披露した。

総合学習の成果を発表、自分たちで作った六角凧を披露する四日町小3年生

総合学習の成果を発表、自分たちで作った六角凧を披露する四日町小3年生

演奏が始まると、白根小の児童は、和太鼓やたる太鼓の大きな音にびっくり。それに慣れると、ひとつ年下になる四日町小児童の迫力満点のパフォーマンスに目をくぎ付けだった。

総合学習の成果を発表する白根小4年生

総合学習の成果を発表する白根小4年生

今度は白根小の番。プロジェクターも使って白根大凧合戦の歴史や大凧に使われる綱、凧の素材の和紙も紹介し、旧白根市が新潟市と合併したのを記念して作られたよさいこソーラン風の踊りを体育館のフロアを囲むようにして披露した。

最後に白根小は「なぜ三条の凧は“いか”と呼ぶんですか?」、四日町小は「白根の凧はどれくらいの大きさですか?」と児童は互いに質問し、答え合い、最後は体育館を出る四日町小児童を白根小児童が花道をつくって見送った。

踊りを披露する白根小4年生

踊りを披露する白根小4年生

四日町小3年生は今年度、総合学習に何を取り上げるか自分たちで考え、凧に決めた。自称「ハイパー探検隊」で、さっそく凧について調べるなかで、すぐに白根にも凧合戦があることがわかった。3年生の担任、桑原敦子教諭は、母校でもある白根小に照会し、早い段階で初めての交流会を開くことが決まった。

子どもたちの「いい刺激なりました」と桑原教諭。凧合戦は同じでも「歴史の違いもわかり、これからの学習が深まるような交流の中身でした」と成果に大満足。一方、交流会を見学した白根小の堀校長も、申し合わせたかのように「子どもたちも大変、いい刺激になりました」と評価した。

小千谷市の小学校に赴任していたときに、白根の小学校の凧を招いたことがあり、「これを契機に自分たちの凧も精いっぱい頑張ってくれればなあと思います」と凧がつなぐ交流に期待している。

三条も白根も全国各地の凧揚げを名物にしている地方と積極的に交流しているが、開催時期が重なることもあって両者の交流はないに等しい。小学生が両者の交流の風穴を開けたとも言うことができ、今後の広がりにも注目だ。