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三条市・第一中学校区一体校のスケジュールは3、4カ月遅れで、平成25年4月開校は難しい (2010.11.9)

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三条市小中一貫教育検討委員会(梨本清一委員長・委員30人)は、8日午後1時半から三条市役所栄庁舎で第18回委員会を開き、第一中学校区一体校に関する課題の整理について協議した。

8日開かれた三条市小中一貫教育検討委員会の第18回委員会

8日開かれた三条市小中一貫教育検討委員会の第18回委員会

前回10月4日の第17回委員会では、第一中学校区の小中一体校に関する課題と方向性を集中審議し、小中一体校に市民が不安と感じている課題について、委員がさまざまな角度から意見を述べた。今回は、その意見を集約し、課題を整理したという検討のための資料を基に、さらに協議を深めた。

第一中学校区の一体校は、反対運動が過熱したことを受けて、設計などを中断しており、委員から当初のスケジュール通り平成25年4月開校を目指すにはいつまでに意見をまとめたらいいかと質問した。

事務局の教育委員会古川教育部長が答え、スケジュールは3、4カ月遅れの厳しい状況で、25年4月開校が望ましいことに変わりはないが、無理をしてでも遅れを取り戻すべきかどうかは、「しっかりとご議論をいただく必要がある」と考えており、委員会での議論と市民の意見をきくなかで進めていきたいとの考えを示した。

一中学区が遅れた場合は、市全体の小中一貫教育のスタートがどうなるかの質問について、「三条市として小中一貫教育を全面的に実施するのは平成25年4月で変更はしていない」とし、先のスケジュルの遅れは一中学区の小中一体校の開校のスケジュールのみと説明した。

同委員会の方向性案の検討のための資料

同委員会の方向性案の検討のための資料

この点については翌9日の定例記者会見で国定勇人市長は、スケジュール通りの開校は難しく、年度途中の開校もできないので、遅れれば1年、ずれ込むという見方を示した。

また、市民の関心も高い一体型校舎について、検討資料のなかでは「一体型校舎の形態は、再度検討します」というページもある。資料の「新しくできる学校は、どんな学校?」という市民の不安や意見にこたえる項目のなかのひとつで、考え方を示した。

検討委員会の今後の方向性としては「検討委員会では、校舎の形態についていろいろな意見があったが、一つの棟の中に小・中学校が一体になる方が、小中一貫教育の理想的な形態である。しかし、校舎の形態については保護者や地域の方々の不安もあるので、これまでの意見、要望を踏まえながら、さらに検討する必要もある」とし、2つの例を掲載した。

1つは同じ建物の中で小学校1年生から中学校3年生までが生活する校舎、もう1つ同じ敷地内に小学校棟と中学校棟がある2つの一体型校舎を例として示した。

梨本委員長は、一体校の校舎形態について、これまで市民からもさまざまな意見があった中で、今後の方向性として2つを併記することとしたと説明し、「これが核心、これから進めていくうえでのポイントとなるだとう」として各委員に意見を求め、20人余りの委員がどちらで進めた方がいいかを述べた。別棟と一体型と意見はほぼ半数ずつくらいだったようだが、最初は一体型であとで別棟にもできるようになど設計面、運用面からの意見もあり、さまざまだった。

同検討委員会では、この日の意見を集約し次回、何らかの形を整えて、方向性を検討できるようにしたいとして、午後4時ころ閉会した。