三条市小中一貫教育検討委員会、第一中学校区一体校の一体型校舎は「小学校と中学校は棟で分け、共用部でつなぐ」と結論 (2010.12.22)

三条市小中一貫教育検討委員会（梨本清一委員長・委員30人）は21日開いた第19回委員会で、「第一中学校区一体校に関する課題の整理について」の修正案を「大綱として検討委員会の結論とする」と承認。市民の関心も高い一体型校舎の形態についてはこれまでの意見を集約して教育委員会が提示した「小学校と中学校は棟で分け、共用部でつなぐ」と結論とした。

21日開かれた三条市小中一貫教育検討委員会の第19回委員会

約20人の市民が傍聴。一体型校舎の形態は、前回までの資料では「一体型校舎の形態は再度検討します」としていたものを、「一体型校舎の形態については、小、中学校の独自性を意識できる校舎形態を検討します」に修正。教育委員会提示案として小学校と中学校を棟で分け、その間を渡り廊下やメディアセンター、理科室など共有部分でつないでいる基本設計案を提示した。

第一中学校区小中一体校建設基本設計案

委員からは、教務室の位置や多目的スペースなど細部を中心にさまざまな意見や要望があったが、全体的な形態は了承。委員会の最後に、梨本委員長が委員に確認し、ほかの部分も含めて、この日示された原案を「大綱として検討委員会の結論とする」と全員で承認した。

また、この日は第二中学校区の一ノ木戸小学校移転改築基本設計（最終案）についての報告もあり、すべて承認。今後、翌年3月までに実施設計を行う。第一中学校区の一体校については、同検討委員会の結果を24日の教育委員会定例会に報告したうえで、さらに細部の調整をしていく

三条市立一ノ木戸小学校改築基本設計及び実施設計業務基本設計のパース

三条市立一ノ木戸小学校改築基本設計及び実施設計業務基本設計の配置図