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23日まで燕三条地場産センターで「ニイガタIDSデザインコンペティション2011」出品作品を一般公開、初日は受賞者の表彰式 (2011.1.21)

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(財)にいがた産業創造機構(NICO)と県は21、22、23の3日間、燕三条地場産業振興センターで「ニイガタIDSデザインコンペティション2011」の出品作品を一般公開しており、初日21日は午前10時から受賞者の表彰式を行った。

23日まで行われている「ニイガタIDSデザインコンペティション2011」出品作品の一般公開

23日まで行われている「ニイガタIDSデザインコンペティション2011」出品作品の一般公開

ことしも暮らしを豊にする商品「MONO」と仕組み「SYSTEM」の2部門で募集し、昨年を上回る70人から79点の出品があった。会場にはそれら出品作品のほか、長岡造形大学と防災・救災産業研究会のそれぞれ展示ゾーンも設けている。

表彰式で県産業観光労働部の長谷川誠副部長、同機構の牧野正博副理事長のあいさつのあと、審査委員長の豊口協長岡造形大学理事長が審査結果を発表、総評のあと受賞者に賞状を授与した。

受賞者と審査委員で記念撮影

受賞者と審査委員で記念撮影

最高賞のIDS大賞を受賞したのは、株式会社三条特殊鋳工所=三条市福島新田=の「IMONO 両手鍋」。同社は昨年も昨年に続く大賞で、ことしで21回を数えるこのコンペで2年連続の大賞受賞は同社が初めて。

表彰を受けるIDS大賞の三条特殊鋳工所の内山社長

表彰を受けるIDS大賞の三条特殊鋳工所の内山社長

IMONO 両手鍋」は、重くて扱いにくい鋳鉄鍋を従来の半分の薄さにし、軽量化した。鋳鉄鍋がもつ熱伝導性や保温性の機能を保ちつつ、薄肉化で心配される強度はダクタイル鋳鉄を使ってこれまでより強度を増した。ふたはステンレス製にして裏返すと皿として使えるようにした。

厚さはこれまで3.5ミリから4ミリあったものを2ミリまで薄くした。鋳物は溶けた鉄を鋳型に流し込んで作るが、「薄いと流し込んでも形にならないんですよ。途中で固まっちゃって。ちょっと工夫をしました」と内山照嘉社長は言う。

出品したのは試作2回目のもので、「2回目にしてはうまくいったんだけど、肌はまだ均一にしなくちゃいけない」と満足していない。安いもので1万円ていどから値段で8月には発売したい考えて、海外を中心に販売を展開すると言う。

IDS準大賞は、越後亀紺屋 藤岡染工場=阿賀野市中央町2=の「日本酒手ぬぐい包み」。新潟の地酒と手ぬぐいのコラボレーションで、酒蔵ごとにオリジナルの手ぬぐいを使い、パッケージとしてのオリジナリティーを演出。そろいの胴巻きを巻き付けて新潟の地酒の統一感を訴求。また、手ぬぐいなので華美な装飾をせずに贈り物などに使える、あまりごみを出さない仕様になっている。

表彰を受けるIDS準大賞の越後亀紺屋 藤岡染工場の藤岡専

表彰を受けるIDS準大賞の越後亀紺屋 藤岡染工場の藤岡専務

同社は、同機構が新潟の産業と協働で進める「百年物語」に参加するなかで、同機構から応募を勧められて今回、初出品でいきなりIDS準大賞に。手ぬぐいの価格は2,000円前後で昨夏に8,000本を製造、出荷している。

今回のは受賞は、同社と酒蔵のコラボレーションのシステムに対するもの。「酒蔵さんがからオリジナル手ぬぐいを巻いて出荷してもらうのが新しい」と同社の藤岡利明専務。「女性客の獲得につながり、酒蔵さんには喜ばれています」と言う。

「日本酒と手ぬぐいの客をシェアし合うということにもつながり、新しい文化の発信ということで、いろんなプラス要素があったのが評価につながったと思います」と初受賞を喜んでいた。

表彰式後のステップアップフォーラム

表彰式後のステップアップフォーラム

表彰式のあと、審査委員と出品者が意見交換を行う参加型のイベント「ステップアップフォーラム」も行った。一般公開は3日間とも午前10時から午後5時まで、入場無料。