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相田合同工場の鍬の修理が年1,000本以上を受注する事業に成長、事故の未然防止のため寿命告知も (2011.3.1)

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手づくりの鍬(くわ)にこだわる相田合同工場(相田聡社長・三条市田島1)が、需要掘り起こしにと始めた鍬の修理。体になじんだ道具を使い続けたいという農家のニーズとぴったりマッチし、昨年は1年間で1,000本を超す修理を受注する事業に成長している。

相田合同工場の相田社長と左下に並ぶのが修理を待つ鍬

相田合同工場の相田社長と左下に並ぶのが修理を待つ鍬

同社は昭和5年(1930)の創業で、鍬を作り続ける一方、7年ほど前から本格的に修理に取り組むようになった。それ以前から要望があれば修理の注文を受けてきたが、鍬を修理するなかで自社製品をPRしようと修理を前面に打ち出した。

スタート当初、修理の注文は年に100本もなかった。それが昨年は1,000本を超え、ことしも余裕で1,000本を超すペースで受注している。

同社サイトでも修理の注文を受け付けている。年々、増えているのが修理のイベントだ。県内はもちろん、関東方面のホームセンターや農機具店から依頼を受けて出向く。農繁期前の今が駆け込み重要のピークで毎週末、イベントへ出掛ける。

1カ所のイベントで100本を超す注文を受け、受け付けをさばくのにてんてこ舞いのことも。さらには鍬の修理窓口を常設して年中、受け付けてくれるようになった店もある。

厚紙を張って再生する刃先の長さ、形状を指示した修理の鍬

厚紙を張って再生する刃先の長さ、形状を指示した修理の鍬

簡単なものはその場で修理することがあるが、最も需要が多いのは、鍬の刃の先が欠けたり、減ったりしたものに、刃先を作って接合する「先掛け」という作業。素人目には修理したと思えないほど最初からそうだったように新品に同様に生まれ変わり、まさに「再生」という言葉がふさわしい。料金は全国統一で平鍬3,500円、三本鍬4,250円、四本鍬4,650円。柄の交換なら工賃込みで2,000円だ。

先掛けは、新しい鍬を買う値段の半分ていど。手作業での修理であることを考えると破格の安さだが、修理を選ぶ理由はそれだけではない。

「新しい鍬が体にしっくりこないリスクを取るよりも、手になじんだ道具の方が仕事がはかどる」と相田社長。新しい鍬に変えれば、鍬を振る動作、力の入れ具合を微妙に調整する必要があり、体になじむとは限らない。修理すれば、今までと同じように作業できるという安心感は大きな魅力だ。

相田合同工場のホームページ

相田合同工場のホームページ

社内には常に数十本の修理を待つ鍬がある。なかには刃先の長さや形状を刃先に厚紙を張って指示する客もあり、鍬に対する愛着の深さやこだわりを感じさせる。

鍬は歴史の古い農具で、そのなかに先人のさまざまな知恵が凝縮されている。修理に全国から鍬が寄せられるので、今も学ぶことは多く、製品作りにフィードバックするというメリットもある。

同社は昨年、経済産業省主催製品安全対策優良企業表彰で経済産業大臣賞を受けた。表示類の改善・添付による誤購買や誤使用の防止、地場産業の製品安全文化の醸成などが評価されたものだが、そのなかに修理イベントを通じた顧客の声の収集もある。

というのも最近はイベントの名称を鍬の修理相談会としている。鍬を使った作業中に万が一、柄が折れでもしたら、大きな事故につながりかねないため、修理と同時に鍬の寿命の告知も行っている。

「相談会で買い換えた方がいいか、交換した方がいいかをジャッジします。鍬による事故を未然に防ぐためにも積極的に相談会をやっていきたいと思います」と話している。修理に関する問い合わせは同社(電話:0256-33-0192)へ。


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