燕市内の避難所で公募したボランティアが活動を開始、避難者を支えるさまざまなサービスが充実 (2011.3.19)

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燕市内の避難所では、燕市社会福祉協議会と燕市ボランティア・市民活動センターが募集した市内の避難所支援のボランティアが19日、活動を開始。避難者の日常生活を支えるさまざまなサービスが拡充している。

燕市社会福祉協議会と燕市ボランティア・市民活動センターが募集した避難所支援のボランティアに応募し、19日に市民研修館・武道館で夕食をふるまうボランティア
燕市社会福祉協議会と燕市ボランティア・市民活動センターが募集した避難所支援のボランティアに応募し、19日に市民研修館・武道館で夕食をふるまうボランティア

18日に募集開始し、その日だけで延べ80人分の応募があった。19日午前9時現在で燕市が受け入れている被災者は第1避難所の消防本部防災センター90人、第2避難所の市民研修館・武道館69人、第3避難所の国上農村環境改善センター46人の計205人。

ボランティアの活動は主に配膳。朝食は民生委員などの団体に手配済みで、募集したボランティアの手を借りるのは、昼食と夕食。18日時点で1避難所の1回の食事に10人くらいを割り当てる計算で延べ約80人分の応募があり、22日まで4日間の割り当てスケジュールが埋まった。

 第4回「草刈賞」
夕食を準備するボランティア

19日は活動初日。夕方には市民研修館・武道館では、昼食に11人、夕食に9人のボランティアが参加。かっぽう着を着て燕市厚生福祉事業協同組合の「味彩燕」が調理したご飯と惣菜、豚汁をふるまい、避難者はロビーに並べたテーブルに着いてゆっくりリラックスして食事していた。

 テーブルに着いて食事する避難者
テーブルに着いて食事する避難者

燕市内の避難所では、さまざまなサービスが充実しつつある。無料で利用できる被災者専用電話を設置。18日は避難者をバスに乗せて大型店へ出向く買い物ツアーを行った。市民研修館・武道館は、入浴設備があるが、より大きな浴場のある燕市老人福祉センター「つばめ荘」へ毎日、送迎している。

洗濯物がたまっているので、朝はコインランドリーへ送迎。階段の手すりにロープを渡して物干し場を設置した。子どもたちは、すぐそばにある「こどもの森」で過ごしたほか、地元の日本赤十字社は10人近くを車で弥彦へ連れ出した。

 無料で利用できる被災者専用電話を設置
無料で利用できる被災者専用電話を設置

地元の医師は心のケアクリニックも行った。市内では水ぼうそうが流行していることから、水ぼうそうやおたふく風邪にかかった人を収容する部屋の用意を求めた。

また、同避難所に届いた救援物資を19日夕方、避難者に配布した。救援物資を募集しているわけではなく、寄付したい人はなるべく事前に市へ問い合わせることが大切だが、届いた物資については受け付けている。

救援物資を選ぶ避難者
救援物資を選ぶ避難者

寄付された物資は、服、下着、タオル、使い捨てかいろ、歯ブラシ、ティッシュ、生理用品、おむつなどさまざま。また、地元磨き屋シンジケートの高価なステンレス製エコカップや子ども向けに絵本やおもちゃなども。

救援物資は市職員が体育館にござを敷いた上に仕分けして並べ、避難者から好きな物資を選んでもらった。避難者は「こんなにしてもらえるとは思ってもみませんでした。ありがとうございます」と支援の大きさに驚き、充実したサービスに感激していた。

18日、ボランティアを受け付ける燕市社会福祉協議会
18日、ボランティアを受け付ける燕市社会福祉協議会

同避難所のまとめ役は「村長」こと、更科明大スポーツ振興課副参事は「長期化すると思われるので、これからボランティアの力なるかと思います」。避難者の受け入れもさらに増えると思われ、不足すると思われるマンパワーにボランティアの力を来している。

ボランティアは申し込みが必要で、申し込みや問い合わせ燕市社会福祉協議会本所(電話:0256-62-4361)へ。

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