燕市教育委員会が2年前に発刊して完売した『長善館ものがたり』、再版の強い要望に応えて異例の第2版出版 (2011.4.7)

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燕市教育委員会は、2年前に発刊した『長善館ものがたり』を完売して以後も同書をほしいという要望が高いため、市教委の出版物としは異例の第2版を出版。あわせて追補し、1冊400円で有償頒布している。

第2版が出版された『長善館ものがたり』
異例の第2版が出版された『長善館ものがたり』

長善館は天保4年(1833)に儒学者、鈴木文台(1797-1870)が燕市粟生津に開いた私塾。明治末年(1912)まで80年に渡って続いた全国に2番目に長い私塾で、明治政府にほめられる優れた私塾で、1,000人を数えた門下生の半数は燕市の人だったという。

今も長善館跡にはその偉業を顕彰する燕市長善館史料館がある。その吉田勝館長が2006年度に開いた10回講座の内容を同書にまとめて一昨年3月に発刊し、400円で有償頒布した。

売れ行きは好調で300冊を印刷し、寄贈分を除く250冊を1年で完売した。その後も売り切れで残念ながら手に入れられなかった人たちから再版を求める声が強かったため、第2版を出版したもの。市教委が出版、有償頒布する書籍は、完売すれば御の字で、残ることはあっても第2版を発行に至るのは異例だ。

記念すべき「第二版発行」の文字
記念すべき「第二版発行」の文字

増刷に伴って初版出版後に教育長に就任した藤沢健一教育長の序文と巻末の門人名簿の長善館に学んだ人の名前を追補し、B5判の装丁は同じだが、初版の92ページから99ページにボリュームアップ。初版を手に入れられなかった人はもちろん、広く購入を呼びかけている。

同史料館はことしを開館20周年のメモリアルイヤー。先に長善館に学び、日本医科大の前身である済生学舎を創設した長谷川泰(1842-1912)を主人公にしたご当地漫画御当地伝記マンガ『長谷川泰ものがたり』が「長谷川泰を語る会」によって出版されており、長善館が注目を集める年となりつつある。

頒布場所は分水良寛史料館、長善館史料館、生涯学習課(文化振興係)、燕市、吉田、分水の各図書館。問い合わせは長善館史料館(電話:0256-93-5400、電子メール:chouzenkan@ab.wakwak.com)へ。

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