ことしも雨のなかで三条市水害対応マニュアルに基づく三条市の水害対応総合防災訓練 (2011.6.27)

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三条市は26日、ことしも市内で水害対応総合防災訓練を行い、7・13水害を教訓に策定した三条市水害対応マニュアルに基づき、降り続く雨のなかで訓練した。

26日行われた三条市の水害対応総合防災訓練、五十嵐川で救助訓練
26日行われた三条市の水害対応総合防災訓練、五十嵐川で救助訓練

まもなく7年が経過する平成16年の新潟・福島豪雨災害で、五十嵐川の堤防が決壊した7・13水害の翌年から毎年、行っている訓練。

消防を含む市職員、消防団、自治会・自主防災組織、民生委員など市民、県や三条警察署、ライフライン関係機関、介護サービス事業所などが参加。ことしも災害の発生時刻や場所、規模などは事前に知らせずに、次々と発表する災害情報によって、それぞれの水害対応マニュアルに沿った災害応援活動などを行った。

前日、三条地域には大雨、洪水警報が発表された。訓練までに警報は解除されたが、降り続く雨のなかでの訓練となった。市民の不安をあおらないようにと、同報系防災行政無線の屋外スピーカーのサイレンやアナウンスなどの放送は今回も行わなかった。また、雨で県の防災ヘリコプターの参加はなかった。

河川敷で土のう積み訓練
河川敷で土のう積み訓練

午前5時に笠堀ダムと刈谷田川ダムが洪水警戒体制に入ったとして、5時40分の第1次配備(警戒体制)開始から訓練スタート。刻々と伝えられる河川水位や雨量、ダム情報により、第2次配備(災害警戒本部設置)、第3次配備(災害対策本部設置)。あわせて、「避難準備情報」、「避難勧告」発令と続いた。

市役所に設置された災害対策本部では、本部内の情報共有体制強化を図るために「統合型地理情報システム(GIS)」の活用も初めて行い、より実践的なものにするためにと、活用方法についてしだいに声が大きくなるなど、真剣な表情で取り組んでいた。

消防などの救助訓練、応急救護所設置訓練、消防団員による水防訓練は、午前9時ころから五十嵐川の渡瀬橋上流右岸河川敷で行った。救助訓練では、3台のボートを使って約70メートル離れた対岸の要救助者を救助。降り続く雨と茶色い水が激しく流れる五十嵐川に、訓練とは思えないような緊迫感もあった。

対策本部で指揮をとる国定勇人市長
対策本部で指揮をとる国定勇人市長

同訓練では消防団員のほか、五十嵐川沿線の企業4社から16人も参加して土のうづくりなどを訓練。袋に砂を入れて土のうを作り、1個20キロから30キロの土のうを運んだ。

7・13水害で大きな被害を受け、毎年、この訓練に若手社員が順番に参加している(株)コロナからは、ことしも6人が参加した。7・13水害の年に入社、水害を会社で経験した大島佑介さん(25)=三条市=は、「この時期になると会社でも(水害の)話はよくします」。初めて参加した土のうづくりでは「重いですね」と、雨がしみ込んでさらに重さを感じる土のうを運ぶ大変さを 実感していた。


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