市民と鈴木燕市長との懇談会「市長とのふれあいトーク」がスタート、中央公民館に市民約80人が参加して白熱の質疑応答に30分延長 (2011.7.14)

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燕市は今年度、市民と鈴木燕市長との懇談会「市長とのふれあいトーク」を7月中に3回計画。その1回目が13日午後7時から燕市中央公民館で開かれ、市民約80人が参加してガチンコで白熱した意見交換した。

13日開かれた市民と鈴木燕市長との懇談会「市長とのふれあいトーク」で自分で作ったプレゼンテーション資料を使って話す鈴木市長
13日開かれた市民と鈴木燕市長との懇談会「市長とのふれあいトーク」で自分で作ったプレゼンテーション資料を使って話す鈴木市長

20日の分水公民館、27日の吉田産業会館と続くふれあいトークの皮切り。幹部職員も出席し、最初に鈴木力市長が「東日本大震災の対応」と「日本一輝いているまちを目指して」の二部構成で話したあと、質疑応答で市民の意見を聞き、質問に答えた。

鈴木市長はプレゼンテーションソフトで手作りした資料をプロジェクターで投影。昨年も行った手話通訳に加えて発言をリアルタイムでテキストに起こして写す要約筆記も行った。これらは昨年のふれあいトークで市民が要望したようで、要望した市民はさっそくの情報保障の成果に感謝していた。その効果も上々で、要約筆記の文章を読みながら鈴木市長の話を聞く人が多かった。

ふだんは口数の少ない鈴木市長だが、話すべき場所ではじょうぜつだ。50分の持ち時間の設定に「話し出すと止まらないので1時間はほしいと言ったんですが」。「産業の話だけでもこんなに時間がかかってしまって…ちょっとコンパクトに…」と自分を戒めながら、市が取り組む6つの柱の具体的内容を駆け足で話した。

そして質疑応答で、ここからが本番。タウンミーティングでは事前に参加者から質問を募り、回答を用意して臨むことも多いが、鈴木市長はガチンコ勝負。まったく自由に挙手による質問を受け付けた。

市民約80人が参加して熱気にあふれる会場
市民約80人が参加して熱気にあふれる会場

もちろん無茶な質問、厳しい質問があるのも覚悟のうえ。なかには過去に個人的に市と係争になったことを持ち出し、回答を求めずに訴える人も。農村地域に住む人は、地元の道路や用水の修繕などがままならず、「いろいろ要望しても二言目には財政難」と言われ、「健全財政には極力無駄を省き、支障のないまちづくりを」と回覧板の活用を求め、議会だよりの必要性に疑問を示した。

ほかにもさまざまな質問があった。震災関連の提案で市長へのたよりをメールしたら回答が届くのに一週間もかかり、市長名での返信ではなかったのは礼儀を欠き、三条市にも同じ内容でメールしたら翌日に返信が届いた。

近隣のインターには駐車場があるのに、三条燕インター付近にはなぜないのかという質問に鈴木市長は、重要な課題で「なんとか解決する方向で取り組みたい」がすぐに用立てられる財源がなく、内水対策も必要で、「駐車場と両方を解決するという方向で内々に検討している」と答えた。

鈴木市長の話でも出席者の関心が高かったのは、在宅介護手当の見直し。月額の支給額を見直し前は要支援1の1,500円から要介護5の10,700円まで段階的に設定していたが、見直し後は要介護3の8,000円、同4の9,200円、同5の10,700円はそのままに、要介護2以下を支給しないことにしたもの。参考として新潟市、長岡市、三条市はいずれも要介護3以上に一律5,000円を支給しており、それと比べればまだ燕市の手当てが厚いと説明した。

市民に語りかける鈴木市長
市民に語りかける鈴木市長

在宅介護手当ての恩恵を受けてきたという人は、いずれも燕市も一律5,000円になるのかとただしたのに対し鈴木市長は、「今時点では一律5,000円は考えていない」とし、同じ福祉関係では子どもの医療費の充実や子宮頸(けい)がんワクチン接種料金の無料化などを整備していることで理解を求めた。

また、鈴木市長の話から「理系の時代とおっしゃったことについてもう少し詳しく」と聞かれると鈴木市長は、「理論立てて話を組み立て会話していくことが大切になてっいる」、「すべてとは言わないがそういう感覚がある」との思いも話した。

質疑応答は30分の予定だったが、参加者から次々と手が上がり、30分延長してすべての質問に答え、9時に終了。最後に鈴木市長は「いろんな見直してより全体としてバランスがとれるように取り組んでいきたい」と締めくくった。このあとのふれあいトークも午後7時から開き、地区に関係なく自由に出席できるので、市民の参加を呼びかけている。

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