国交省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所の日下部隆昭事務所長が信濃川の出水対応で会見、7・13水害後の災害復旧工事や関連緊急事業が奏功 (2011.8.3)

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国土交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所の日下部隆昭事務所長が2日、同事務所で「平成23年7月新潟・福島豪雨による信濃川の出水対応について」会見を開き、7・13水害を契機に行った河川の災害復旧工事や関連緊急事業が完了せずに今回の出水をむかえていたら、信濃川の堤防決壊などさらに大きな被害の可能性があったことなど話した。

 平成23年7月新潟・福島豪雨による信濃川の出水対応について会見する国土交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所の日下部隆昭事務所長
平成23年7月新潟・福島豪雨による信濃川の出水対応について会見する国土交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所の日下部隆昭事務所長(中央)

雨量状況、水位状況、平成16年7月出水を踏まえた築堤事業の効果、出水に対する対応、河川施設の被害状況と応急復旧などについて説明した。

今回の豪雨は、五十嵐川流域の笠掘雨量観測所で、7月27日21時から30日13時までの総降水量(暫定値)が1,000mmを超えるなど記録的な大雨。笠掘観測所の雨量はじめ水位などで2つのピーク「ふた山」があり、7年前(7.13水害)より広範囲の降雨で、信濃川下流の洪水予警報を行う6つの水位各観測所すべてで既往最高水位を更新した。

水位観測所は、上流から尾崎、荒町、保明新田(田上)、臼井橋(新潟)、新酒屋(同)、帝石橋(同)。今回の最高水位(カッコ内、7年前の平成16年7月)は、尾崎で12.64m(11.02m)で前回より1.60mほど、荒町は12.56m(10.78)で2m近く高い水位を観測。さらに計画高水位を荒町(計画高水位12.25m)と保明新田(9.60m)を超過したことも明らかにした。

平成16年の7年前の出水を契機に平成16年度から21年度にかけてできるだけ短期間での完成をと考えて行った河川災害復旧助成事業や信濃川河川災害復旧等関連緊急事業など、来るべき出水に備えていた。

日下部所長は、「もし今回の手当てをせずにこの7月30日の出水を迎えた場合には、前回よりはるかに大きい出水がありましたので、もし手当てをしていなかったらば、越水、または越水する前に堤防が弱体化して破堤していた可能性があった」と話した。


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