燕労災病院で外科手術台帳や病理組織データそれぞれ1,000件超す患者の個人情報を記録するノートPCが所在不明に (2011.8.19)

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燕市佐渡、燕労災病院(宮下薫院長)で19日、外科手術台帳や病理組織データそれぞれ1,000件を超す患者の個人情報が記録されたノートパソコン1台が所在不明になっていることがわかった。

 患者の個人情報を記録するノートパソコン1台が所在不明になった燕労災病院
患者の個人情報を記録するノートパソコン1台が所在不明になった燕労災病院

所在がわからなくなったパソコンは、3階西病棟のナースステーションで保管されていたもの。15日午前11時には保管場所で確認されているが、18日午前9時半ころになくなっているのがわかった。

関係者の話を聞いて警察に被害届を出すとともに、ノートパソコンを探しているが19日午後8時ころまでに見つかっていない。また、これまでに個人情報が第三者に利用されたとの報告はない。

パソコンに記録されていた個人情報は、外科手術台帳とその一部の手術中の部分の写真、病理組織データ、診療情報提供書など。外科手術台帳は、平成20年から22年までに外科手術を受けた患者の情報1,143件で、情報の内容は、住所や電話番号の記録はなく、名前、ID、性別、生年月日、手術日、病名、術式、術者、助手を含む。

病理組織データは、昭和60年から平成18年にかけての手術が必要だった組織のデータなど1,220件。患者の名前、ID、手術日、専門項目、数値などを記録している。

診療情報提供書は、平成22年度の20人分のほかの医療機関への紹介状で、患者の名前、ID、性別、生年月日、病名、既往歴・現病歴、経過を記録。ほかに退院サマリーという退院患者の入院中の状況などを簡潔にまとめた平成22年12月から23年3月に退院した19人分の名前、ID、性別、生年月日、病名、既往歴・現病歴と経過などを記録する。

ノートパソコンにはパスワードによるセキュリティーをかけてあるので、パスワードがわからなければ、記録された個人情報の閲覧はできない。

患者の個人情報を含むパソコンが所在不明になったことで、同病院では患者などに対して文書による説明や謝罪を行っているほか、問い合わせに対応。ホームページにも文書を掲載した。

今後は、パソコンをはじめUSBメモリーやCDなどの記憶媒体はワイヤー固定、施錠された場所で保管するなど厳重に管理する。医師をはじめ全職員に対して、医療個人情報に対する意識を高め再発防止に努める。

また、19日までに患者から被害などに連絡はない。外科手術台帳などについては、元台帳が残っているので業務にはほとんど影響はないという。

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