官庁仕事始めの4日、鈴木力燕市長が職員に年頭のあいさつ、たつ年のことしは「昇り龍」で昨年まいた種が大きく育つ年にと願う (2012.1.4)

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官庁仕事始めの4日、鈴木力燕市長は午前8時半過ぎから市役所吉田庁舎で約70人の職員を前に年頭のあいさつを行い、うさぎ年の昨年は「飛躍」を求めたのに続き、たつ年のことしは「昇り龍」で昨年まいた種が大きく育つ年にと願った。

 燕市役所吉田庁舎で年頭のあいさつを行う鈴木市長
燕市役所吉田庁舎で年頭のあいさつを行う鈴木市長

鈴木市長は「皆さん、新年あけましておめでとうございます」と始めた。昨年は東日本大震災でふるさとに帰られずに燕で正月を迎えた人も多く、その人たちに「思いをはせながら一日も早くふるさとに戻れるということをまずはお祈りしたい」と話し、職員のサポートを求めた。

1年前の年頭のあいさつの場で、うさぎ年だから飛躍の年にしようと話したことを持ち出し、災害があったなかでも「一歩、ジャンプできる準備が整った年だったのでは」との見方を示した。

ことしはたつ年。昇り龍ということで昨年まいたいろいろな種がもっと大きく育つ年とするため、東京ヤクルトスワローズとの連携も引き続き積極的に取り組み、産業振興では海外を見据えた新しい取り組み、福祉は昨年の研究を一つひとつできるところから着手し、教育は3月に完成するつばめっ子かるたの活用でふるさとを誇りに思う市民をどんどん増やすことが必要とした。

昨年12月のパーティーで福祉団体の理事長から聞いた話を紹介しした。福島県南相馬市から避難している人のうち、介護が必要な10人近くのケアを市内福祉施設に頼んだ。その人たちは昨年秋、地元へ戻るのを前に介護施設でお別れパーティーを開くと、南相馬の人たちは涙を流し、感謝の言葉を繰り返し、南相馬から迎えに来たバスに乗った。

鈴木市長の年頭のあいさつを聞く職員
鈴木市長の年頭のあいさつを聞く職員

さっきまで涙を流していた人が、バスの運転手が福島の方言で一言、声をかけたらぱっと表情が変わり、バスに乗った瞬間、ふるさとに帰った、そんな表情になったと介護施設の人が話していたと言う。

「どんなにいろんなことをやっても超えられない深い絆があるんだろうと。やっぱり燕市としていろんなことをやっても最後は地元の人には勝てない。そんな風に思いました」と限界を痛感する一方、「ということは、燕市民にとっても、燕を愛する、燕にいて良かったなという風にまちづくりをしていかなければならない、裏を返せばそういうことなんだろうと思っています」。

「燕市民が地元に愛着をもち、地元を愛し、そして地元に誇りをもてるような、そういったまちづくりに取り組んでいかなければならないという風にあらためて思いました」、「先ほど言ったいろんな政策を取り組みながら日本一輝いている、注目されている、自分たちの住んでるまちはいいぞと、そんな風に思える燕市にしてまいりたい」と自覚を新たにした。

ことしは長期計画の後期計画が完成し、それに基づいて取り組む。ことしはそれに数値目標も入れた。その達成に必要なのは具体的な方策、取り組みを考え、行動に移すこと。「これから一人ひとりが現場で考えて目標に向かって取り組んでいくということがますます必要になってくるんだろうなと思っています。そういった一人ひとりの意識を高めながら、組織としての力を結集し、日本一輝くまち燕市、皆さんと一緒に取り組んで参りたい」、「皆さん一緒に頑張りましょう」と締めくくった。

燕市長は年末のあいさつを行わず、年頭のあいさつだけ行うのが慣例。鈴木市長はこのあと、燕・弥彦総合事務組合、燕庁舎、分水庁舎、燕三条地場産業振興センターの順にそれぞれ年頭のあいさつを行った。


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