「AKIBA PC Hotline!」の「アキバで活躍したPC萌えキャラ人気コンテスト」で三条市の町工場から生まれたキャラクター「すのこタン。」が5位に (2012.1.5)

東京・秋葉原の買い得情報やニュースを伝えるウェブサイト「AKIBA PC Hotline!」が行った2011年の「アキバで活躍したPC萌えキャラ人気コンテスト」で、有限会社マルダイ＝大竹賢一社長・三条市猪子場新田＝が製作、販売するノートパソコンやゲーム機のアルミ製冷却台「アルミ製すのこ」のキャラクター「すのこタン。」が5位となった。

「AKIBA PC Hotline!」が行った2011年の「アキバで活躍したPC萌えキャラ人気コンテスト」で5位になったマルダイのキャラクター「すのこタン。」の公式サイト

今回で3年目になったコンテストで、文字通りアキバ（秋葉原）で活躍した萌えキャラを同サイトがエントリーし、オンライン投票で人気を決める。今回は20の萌えキャラをエントリー。昨年12月14日から23日までに2,088人から7,469票の投票があり、27日に投票結果が発表された。

1位は3年連続でPC量販店「ツクモ」の「つくもたん」（1,178票）、2位がDSP版Windows 7のプロモーションで登場した「窓辺ななみ　」（945票）。次いで3位が日本マイクロソフトの提供するクラウドOSの公認キャラクター「　クラウディア・窓辺」（581票）、4位が電子機器製造「FOXCONN」の「ふぉっくす紺」、そして5位にマルダイの「すのこタン。」（550票）が滑り込んだ。

「AKIBA PC Hotline!」の2011年の「アキバで活躍したPC萌えキャラ人気コンテスト」の投票結果のページ

エントリーした萌えキャラのほとんどは、秋葉原に実店舗をもつ企業や大企業のブランド。いわゆる町工場のマルダイは異色な存在だ。1、2位の得票はほかを大きく離しているが、3位から5位のマルダイまでは、いずれも500票台の小差。マルダイはことし初めてのエントリーで「来年は4位、3位がねらえるのでは」と大竹社長は期待する。

「すのこタン。」の発売は2007年春。すのこ状に成型したアルミ製で、その上にノートパソコンやゲーム機を載せることで放熱、冷却する。その表に「すのこタン。」をプリントし、人気を集めている。

年々、アイテムを増やす一方、それまではオンラインで消費者に直接、販売してきたが、昨年6月に秋葉原の静音PCショップ「オリオスペック」での取り扱いを開始。実店舗では唯一、ここだけで購入できる。それまでも同店から「すのこタン。」を取り扱いという要望を受けていたが、出荷対応や品質などのノウハウに自信がなく、断ってきたが、「ここまでくれば、そろそろ攻撃に打って出てもいいか」（大竹社長）と踏み切った。

「すのこタン。」のオンラインショップでは、2月いっぱい年末年始キャンペーンを行っており、利用者にカレンダーやペーパークラフト、ペーパーバッグのプレゼントを用意している。「すのこタン。」のコスプレも登場させ、昨年10月の三条マルシェにもお目見えするなど、次々とユニークなアイデアを繰り出す。大竹社長は、「あまり奇抜なことはしないけど、飽きられないような展開をしてきたい」と箱入り娘を大切に育てていく考えだ。

昨年10月の三条マルシェでマルダイにブースに登場した「すのこタン。」のコスプレ