三条市牛野尾地内の土砂災害で23日夜、県が住民への説明会、7.29豪雨災害と同じ場所での被害に「人災」の声も (2012.4.24)

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22日夕方に発生した三条市牛野尾地内の土砂災害で、県は23日午後7時半から牛野尾ふれあいセンターで住民への説明会を開き、専門家による調査を行った現地の状況や仮復旧の方向性を説明した。

三条市牛野尾地内で起きた土砂災害で23日夜に牛野尾ふれあいセンターで開かれた住民への説明会
三条市牛野尾地内で起きた土砂災害で23日夜に牛野尾ふれあいセンターで開かれた住民への説明会

県の三条地域振興局地域整備部大竹副部長が説明した。この日、調査を行った国の機関の雪崩・地すべり研究センターの現地調査の結果や対応策などをラジコンヘリコプターで上空から撮影した写真の資料を示して話した。

発生源は昨年の7月の豪雨水害と同じ場所で、再び土砂崩壊が発生して「中の沢」の沢を下ってきた。山の崩壊地は、幅100メートル、落差100メートル。土砂流出量は、400メートルの長さで幅30メートル、3メートルたまっていたと推定して、約3万6,000立方メートルになる。

尾根の上部から崩れ、昨年の7月の豪雨被害より、崩れが広がった。沢の途中で約70メートル×10メートルの土砂ダムができているが、これ以上水がたまらず、流れ出ている状態とした。

 ラジコンヘリコプターで撮影した上空からの土砂災害の現場
ラジコンヘリコプターで撮影した上空からの土砂災害の現場
ラジコンヘリコプターで撮影した上空からの土砂災害の現場、逆方向から
ラジコンヘリコプターで撮影した上空からの土砂災害の現場、逆方向から

土砂の質は、上部では固く、住宅近くでは、水を含んでどろどろとしたモルタルのように非常に柔らかい。昨年、積んだ大型土のうも土砂とともに押し流されたものもあるが、住宅への直撃は避けられ、効果があった。

土砂の動きは昨日22日夕方から止まっており、なお心配されるのは、山の崩壊場所の拡大とさらに土砂が崩れること、沢にたまっている土砂が流出すること。対策は、土砂の流れる場所にワイヤーを張って動きがあったときに感知して警報を鳴らしたり、自治会長、市、県に通報する土石流センサーを設置する。土砂のたまったところに傾斜計を設置、大型土のうの増設、コンクリートの大型ブロックの設置などを行う。

水分をたくさん含んだ土砂が流れてきたため、大型土のうの設置に重機を入れられず、沢の水を早急に抜き、状況によっては凝固剤を使う可能性もあると地主への理解を求めた。

工事は前夜から徹夜で行っているが、大型土のう設置と水を抜くことが終わらなければ、自宅に戻ることができないため、24時間体制で行う。すでに国土交通省の投光器、現場を24時間監視するカメラ「Ku-SAT」の設置を行った。同装置の映像は衛星を使って三条地域振興局に送信される。

国交省の衛星を使った監視システム
国交省の衛星を使った監視システム

現地に2人、三条地域振興局地域整備部に2人の職員対応も24時間体制。「できるだけ早く安心して安全な場所に戻れるようにしたい」が、その時期は「きょうこの場で約束することができない。あす、入ってみて進捗状況がわかると思うので示したい」と理解を求めた。

質疑では、7.29豪雨災害で住宅などに大きな被害を受け、今回も車が土砂で埋まり、玄関先まで土砂が流れ込んだ男性が、雪解けとともに着工の計画だった砂防ダムの建設など昨年の水害被害への対応にふれた。昨年の水害直後、8月の視察で「市長さん、県知事、国家議員、(民主党の)幹事長まできて頑張ってくれと言った割にはこの結果でしょ、人災じゃないですか」と、やりきれない表情で話した。

大竹副部長は、砂防ダムの建設は水害後すぐに着工する性質の事業だが、予算の関係でスタートが遅れてゴーサインが出たときには雪となったと説明したが、「結果的に遅くなってしまったことは大変、申し訳ない」と理解を求めた。

平成16年の7.13水害では「中の沢」のとなりの沢で土砂崩れが起きており、その沢の上部は崩壊地に続いている。同地域では、7.13水害、昨年の7.29豪雨災害、そして今回と3回も大きな災害を体験。昨年は自宅の前の家などが全壊したと話し、今回も避難している女性は「自然はおそろしい」と写真を見て声を震わせていた。


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