16日まで丸井今井邸で三条市出身の日本画家の兄と銅版画家の妹の2年ぶり2回目の2人展「鶴巻謙郎×鶴巻貴子展〜思いを綴る心」 (2012.7.14)

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13日から16日まで三条市本町3、丸井今井邸で三条市の芸術家一家に生まれたサラブレッドともいえる日本画家の兄と銅版画家の妹の2人展「鶴巻謙郎×鶴巻貴子展〜思いを綴る心」が開かれており、2人の作品を20点ずつ、合わせて40点を和室の会場でイーゼルに立てて展示されている。

 16日まで三条市・丸井今井邸で開かれている「鶴巻謙郎×鶴巻貴子展〜思いを綴る心」で鶴巻貴子さん
16日まで三条市・丸井今井邸で開かれている「鶴巻謙郎×鶴巻貴子展〜思いを綴る心」で鶴巻貴子さん

謙郎さんは1973年生まれで三条高校を卒業し、多摩美で日本画を専攻、同大学院美術研究科絵画専攻日本画を修了。神奈川県横浜市に住み、各地でグループ展や個展を精力的に開いている。

 会場に展示している鶴巻謙郎さんの写真
会場に展示している鶴巻謙郎さんの写真

近年は光、気、彩をテーマに描いている。和紙のカンバスに胡粉(ごふん)を塗り、さらに薄めた「にかわ水」を二度塗り、箔をちりばめて画面に流れを作ってから描く。ぱっと見た印象は水彩画に近い。全体の描写は洋画のようだが、岩絵の具を使いながらにじみも積極的に利用。謙郎さんオリジナルの技法を凝らしている。

白を生かして彩色を抑えたやさしい色合いで、対象物を描ききらずにカンバスに溶け込むような描写は、誰の心にもすっと入ってくる。詩を添えた作品もあり、謙郎さんが目にした風景をいったん心象風景としてそしゃくし、再び絵画に還元しているようにも見える。

鶴巻謙郎さんの作品「光に揺らぐ」
鶴巻謙郎さんの作品「光に揺らぐ」

貴子さんは1978年生まれで三条高校を卒業。今は三条市南四日町の実家で両親と暮らす。2002年の県展(新潟県美術展覧会)に初出品でいきなり最高賞の県展賞に。04年制作の「one life, one day(ワン ライフ, ワン デイ)」が東京都・町田市立国際版画美術館、さらに米国議会図書館にも収蔵され、鶴巻さんへの評価を確固たるものに。個展も数多く開き、海外へも出展している。

銅版画というと、かたくて繊細な線の印象があるが、貴子さんの作品は中間色を表現できるモデリングペーストという材料を使ったり、線の強弱を表現できるソフトグランドエッチングを駆使したりと、多様な表現を見せる。

 鶴巻貴子さんの作品「アプレ・ミディ」
鶴巻貴子さんの作品「アプレ・ミディ」

近作は花と器を組み合わせたような作品が多い。2、3年前から陶芸関連の会社に入った友だちの影響があるのかもしれないと言う器の描写は、濃い青の太い線が陶器の図柄を連想させる。花を描くようになったのは実家で暮らすようになってからで、「母が生活のなかで花を生けてくれるようになって花のモチーフが増えました」と貴子さんは言う。

「鶴巻謙郎×鶴巻貴子展〜思いを綴る心」の案内はがき
「鶴巻謙郎×鶴巻貴子展〜思いを綴る心」の案内はがき

この兄妹の母、純子さんは彫刻家で知られ、父も医師で彫刻家。祖父は三条市名誉市民で紙塑人形の創始者、三郎さんと、まさに芸術家一家。兄妹2人の作品展は一昨年に弥彦の丘美術館で開かれて以来で、2年ぶり2回目。丸井今井邸保存会の主催で、14日に丸井今井邸となりにスーパー「あいでん」の新店舗がオープンするのを記念して企画した。

弥彦の丘美術館は大作中心だったが、今回は小品が中心。弥彦の丘美術館では初めての兄妹展だったので、「調和がとれるのか不安でした。きょうも画風が違うの何となく通じるものがあると言われて、良かったと思います」と貴子さんは2人の底辺に流れる感性の共通性を素直に喜ぶ。

祖父の三郎さんについては「元から彼の作品が好きでした。本当にすごい人だと思います」と、貴子さんは尊敬の念を隠さない。「祖父が“鶴巻”という名前を忘れられたくないと思った気持ちを大切にしていきたいです」と血脈の価値も見い出している。

また、今回のイーゼルに作品を展示した趣向には「版画の技法を良く見たいという人も多いので、物理的にも気持ち的にも作品との距離が縮まって親しみやすいですね」と喜んでいる。

初日13日は会場では貴子さんが来場者に対応したが、翌14日は謙郎さんも帰省して会場で来場者を迎える予定だ。4日間とも午前10時から午後4時まで、入場無料。

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