三条市で新規開業に必要な経営の知識とノウハウを学んでもらおうと8月7日から9月30日まで5回コースの「創業塾ポンテキア」 (2012.7.23)

三条市では、市内で創業を目指す人を対象に新規開業に必要な経営の知識とノウハウを体系的に学んでもらおうと8月7日から9月30日まで5回コースで「創業塾ポンテキア」を開くので、受講者を募集している。

講師は中小企業診断士を中心に創業の基礎知識から事業構想のまとめ方、顧客獲得の方法、ビジネスプランの作成などを学ぶ。ユニークなのは、よりリアリティーのある学習をと先輩出店者を講師に迎えること。実際に三条市の空き店舗対策事業補助金を利用して2010年4月にオープンした手芸用品と雑貨の店「BonBon」＝三条市旭町1＝などに講師を頼み、創業の心構えや体験談を聞く。

先輩創業者の店へも出向く。さらに番外の第6回で来年1月26日に開かれる三条マルシェに任意で出店し、市場調査にも役立ててもらう。

「あきてんぽ」がなくなるように、それを逆から読んだ名称をつけた。これまで三条市は空き店舗対策事業として、家賃や店舗改修費を補助金で支援してきたが、出店者を増やすための出店に至る前、さらに店舗を継続していけるように出店後の経営と、前後を支援することで空き店舗対策事業をより効果的に生かそうと取り組む。

今回はその出店に至る前の支援をする、いわば出店者を養成する事業で、具体的にはここで学んだことを生かして来年度、空き店舗対策事業の補助金を受けて出店を目指してもらう。今年度はすでに4件の補助が決まっている。

また、国定勇人市長はブログ「三条市長日記」で「触媒と化学反応」として、創業塾ポンテキアは「“三条マルシェ”が触媒となって化学反応を起こして発生した一連の動き」、「“三条マルシェ”が触媒となった化学反応という表現が一番ぴったり来る」とも書いている。

会場は東公民館で第1回が午後6時50分からのほかは、午後1時半から開く。受講料は資料代の1,000円で、対象は三条市内での出店を考え、5回とも出席できる人。受講したい人は24日までに三条市経済部地域経営課中心市街地活性化推進室（電話：0256-34-5511・内線727、電子メール：chukatsu@city.sanjo.niigata.jp）へ申し込む。開催日時、テーマ、講師は次の通り。敬称略。

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