三条市内の会社が製造するごみ拾い用トングが、日本スポーツGOMI拾い連盟の公式トングに認定されたことから、メーカーの地元でごみ拾い大会をと、初めての三条スポーツごみ拾い大会が10月14日、三条鍛冶道場を集合場所に開かれる。
三条市と一般社団法人日本スポーツGOMI拾い連盟が主催。決められた競技エリアで、制限時間内にチームでごみを拾い、ごみの種類と量を競う。たばこの吸い殻など環境への影響が大きいものほど得点が高くなる。6人1組(6人以下でも参加できる)で申し込みを受け付け、うちひとりは競技の公平性や各チームの安全面を保つために、ほかのチームの審判員として参加する。
午前7時50分から10時まで開かれ、当日は三条マルシェも開かれるので、大会に参加してから三条マルシェで過ごすのもいい。
このトングは園芸用品、各種金属雑貨製造販売の有限会社永塚製作所=永塚幸雄社長・三条市塚野目=が製造する「MAGIP(マジップ)」。安全面や子どもから高齢者まで使いやすいことなどが評価され、日本スポーツGOMI拾い連盟の公式トングに認定され、ことし3月の東京都狛江市でのイベントから採用されている。
ステンレス製でグリップ部分とトング先端にシリコンのカバーがある。全長は一般の火ばさみより長い60センチなので、ごみを拾うのにあまり前かがみになる必要がなく、腰の負担が軽くなる反面、てこの原理で握力が必要になるが、シリコンのカバーのグリップ力によって逆に一般の火ばさみの半分の力でごみをつかめる。カバーの色は3種類あり、1本1,260円。昨年1月のIDSコンペでIDS賞を受賞し、同年8月に発売した。
国定勇人三条市長は11日行った記者会見で「ぜひとも公式トングが採用されている地場においてスポーツごみ拾いをしないわけにはいかない」と開催の理由を話し、1チームでも多い参加を呼びかけた。
市外からも参加でき、参加は無料だが、競技で使う軍手は持参する。成績優秀チームには記念品を贈る。参加申し込みは、9月14日から10月5日必着で、環境課、各サービスセンター、公民館等に設置してある参加申込書に記入して各窓口に提出する。ファクシミリや郵送での申し込みも受け付ける。あて先は「〒950-8686 新潟県三条市旭町2-3-1 三条市役所環境課生活環境係」で、ファクシミリは「0256-32-6615」。問い合わせは環境課生活環境係(電話:0256-34-5511、内線241)へ。