10月14日の第8回越後くがみ山酒呑童子行列で、漫画家永井豪さん描き下ろしの酒呑童子オリジナルTシャツがお目見え (2012.9.19)

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10月14日に燕市国上、道の駅国上で行われる第8回越後くがみ山酒呑童子行列で、漫画家永井豪さん描き下ろしの酒呑童子オリジナルTシャツがお目見え。漫画界の巨匠が描いた迫力の酒呑童子で参加者を呼び込む。

ことしの第8回越後くがみ山酒呑童子行列で参加者に配布する永井豪さん描き下ろしの酒呑童子をデザインしたオリジナルTシャツ
ことしの第8回越後くがみ山酒呑童子行列で参加者に配布する永井豪さん描き下ろしの酒呑童子をデザインしたオリジナルTシャツ

永井豪さんが描いた酒呑童子は、三白眼で真っすぐ前をにらみつけ、先のとがった鋭い爪の左手を伸ばす。長い髪を逆立て、頭に2本の長くとがった角。とがった耳で、牙をむき、目の周りに歌舞伎の隈(くま)取りを思わせる模様がある。まさに鬼の形相でつかみかからんばかり。鋭く、素早く、クールなイメージの酒呑童子だ。

Tシャツはこれまで黒地だけだったが、いろんな色の鬼がいるように今回は赤、緑、黄、黒、青の5色を作成。おとな1,000円、小学生以下500円の参加費にTシャツ代も含まれる。ほかにスタッフ用の白も作成する。

オリジナルTシャツのために永井豪さんが描いた酒呑童子の原画
オリジナルTシャツのために永井豪さんが描いた酒呑童子の原画

燕市分水観光協会では、分水地区の砂小塚に生まれた美男子、外道丸が鬼の酒呑童子に変わって暴れた伝説にちなんで毎年、国上山を行列して下る行事をメーンにした酒呑童子行列を行っている。

これまでも業者がデザインを依頼してオリジナルTシャツを配布しているが、ことしは本番に向けて市民有志を募ってワークショップを行うなど、新たな酒呑童子行列を生み出そうと取り組んでいる。

Tシャツのデザインもその取り組みの一環として検討。永井豪さんは『デビルマン』、『マジンガーZ』、『キューティーハニー』などで知られる日本を代表する漫画家。鬼を題材にした作品もあり、1978年に『手天童子』、そして1994年発売の『闇の宴 酒天童子異聞』は酒呑童子の悲劇を描いており、そのために分水地区へ取材へ入り、伝説にも詳しいということから、描き下ろしを依頼し、快諾してもらった。

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