三条市丸井今井邸で28日から30日まで本庄基晃・眠月墨彩画展、今回は三条市産の大谷地和紙といからし和紙に描いた作品も (2012.9.28)

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三条市丸井今井邸は28、29、30の3日間、ことしも「本庄基晃・眠月墨彩画展」を開き、長野県長野市在住の画家本庄基晃さん(74)と弟子で二代目荘眠月(そうみんげつ)こと鎌原知子(かんばらともこ)さんが野仏などを描いた作品を展示即売を行う。今回は三条市産の大谷地和紙といからし和紙に描いた作品も発表する。

右が本庄基晃さん、左が二代目荘眠月こと鎌原知子さん
右が本庄基晃さん、左が二代目荘眠月こと鎌原知子さん

作品は、荘眠月さんが描いた三頭身の可愛らしいユニークな仏や赤富士や、本庄さんの描いた抽象画など、色紙サイズから畳1畳分の大作まで額装した計70点を展示する。

初代「荘眠月」の本庄さんは昭和13年、北海道岩内町生まれで、子どものころに長野県松本市に転居した。東京芸大で油彩を学んだが原因不明の失明に見舞われ、長野に戻った。数年後に奇跡的に片目だけが回復、再び絵筆をとった。日本や欧州各地で個展を開催し、平成8年に50歳で画集を出版。三条市での作品展は、旧栄町の徳誓寺で10年間開き、その後旧パルムで1回、今井邸では今回で4回目の開催となる。

三条市丸井今井邸に展示された作品
三条市丸井今井邸に展示された作品

2代目の鎌原さんは、長野県千曲市生まれ。平成16年に本庄さんに出会い、墨彩画の指導を受けて、本庄さんの墨彩画を継承した。

毎年、三条で作品展を開催している縁から、眠月さんは今回初めて、三条市で製造された「いからし和紙」と「大谷地和紙」の2種類の和紙に描いた作品も展示する。「いからし和紙」は障がい者支援施設「いからしの里」で、「大谷地和紙」は下田地域の大谷地集落でそれぞれ生産される手すきの和紙。

本庄さんも眠月さんも、そろって「この紙はおもしろい」と画家にとっても魅力的な和紙と言い、地元での開催ということもあり、ぜひ和紙の作り手にも来場してもらえればと話していた。

三条市丸井今井邸に展示された作品
三条市丸井今井邸に展示された作品

また、眠月さんは、昨年の東日本大震災発生後から、色紙に仏の絵を描いて被災地や被災者に届けることをライフワークにしており現在600枚以上を描き、三条市内に避難した福島県の人たちをはじめ、福島、宮城、岩手など東北の地にも届けている。

眠月さんは3年間は続けたいと言い、作品制作の修行を積んでいる間、ただ描きためるのではなく、誰かの手に渡るのだと届ける相手への思いがあって描けることが張り合いになっていると話した。

墨彩展は、3日間とも午前10時から午後5時まで、最終日30日は午後4時まで。入場無料。

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