22日まで第7回燕市美術展覧会、21日の授賞式では初めて市展賞受賞者に地元金工作家が手掛けたトロフィーを贈る (2012.10.20)

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第7回燕市美術展覧会(市展)が19日から22日まで燕市吉田産業会館で開かれており、20日は好天にも恵まれて大勢の来場者でにぎわった。

20日の第7回燕市美術展覧会のにぎわい
20日の第7回燕市美術展覧会のにぎわい

5部門に応募のあった184点のうち、入選以上の161点と燕市美術協会会員作品67点の228点が展示されている。20日は5部門のうち日本画、写真、工芸・彫刻の3部門の作品解説会が開かれ、21日は午前10時から書道、午後2時から洋画の作品解説会が開かれる。

ことしも燕市展で初めて市展賞に贈られることになったトロフィー
ことしも燕市展で初めて市展賞に贈られることになったトロフィー

また、21日は午後4時から同会館で入賞者を対象に授賞式が行われるが、ことしは最高賞の市展賞にトロフィーが贈られることになった。それも地元の金工作家、渡辺和也さん(33)=燕市八王寺=に製作を依頼した銅の鍛造品だ。

市展賞のトロフィーを手掛けた金工作家の渡辺さん
市展賞のトロフィーを手掛けた金工作家の渡辺さん

勢いが上にのぼっていくようなイメージの造形で「刃鎚目(はつちめ)」が描く文様を生かし、表面に緑青(りょくしょう)を施した。台座も渡辺さんが仕様を決めて発注し、タモの木の木目を生かした深みのある色に刷り込んだ。

「どれだけ純粋な形で、どれだけ豪快で雰囲気のあるものができればと考えました」と渡辺さん。限られた時間のなかで「いい感じにできたと思います」と納得の仕上がりだ。


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