31日まで、燕市吉田公民館で燕市遺跡出土品展2012「古代燕に暮らす人々」、1300年前に越後国域が確定した奈良時代から平安時代の出土品を中心に (2012.10.27)

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燕市教育委員会では27日から31日までの5日間、燕市吉田公民館で燕市遺跡出土品展2012「古代燕に暮らす人々」を開くの前に26日、展示作業を行った。

 27日から31日まで燕市吉田公民館で開かれる燕市遺跡出土品展2012「古代燕に暮らす人々」、展示作業が終わったようす
27日から31日まで燕市吉田公民館で開かれる燕市遺跡出土品展2012「古代燕に暮らす人々」、展示作業が終わったようす

奈良時代から平安時代の吉田地区の遺跡で見つかった出土品を中心に、県内屈指の大量の数で発掘されている墨書土器など約200点を展示。燕市立吉田北小学校わきを通る大通川放水路の建設に伴って15年ほど前に発掘調査が行われた大橋遺跡、江添遺跡、北小脇遺跡の出土品のほか、花立遺跡、小諏訪遺跡など9割近くが吉田地区の遺跡で見つかった出土品だ。

県は今年度、越後国と呼ばれた国域の範囲が和銅5年(712)が確定してから1300年に当たることから、越後国域確定1300年記念事業に取り組んでいる。今回の出土品はそれにもちなむ。和銅5年は奈良時代に当たり、越後国域が確定した時代の出土品だ。

底に筆で文字が書かれた墨書土器
底に筆で文字が書かれた墨書土器

数多く展示している墨書土器は、9世紀時代のもので、器の底の裏や鍋のふたの表に1文字で「品」、「田」、「大」、2文字で「家成」、「他田」、「船長」、「大神」などと書かれている。江添C遺跡では300点以上もの墨書が出土しており、その数の多さは県内でもトップクラスで、郡役所のようなものがあったと思われ、強い勢力の存在を示す。

 帯飾りの丸鞆
帯飾りの丸鞆
帯飾りの巡方
帯飾りの巡方

また、米納津の遺跡では、役人や貴族が身につける帯(ベルト)の飾りで、円の一部を切り取ったような形の石の「丸鞆(まるとも)」や、長方形でさらに長方形の穴を開けたような金属の「巡方(じゅんぽう)」がある。飾りは階級を示すためのもので、一定の階級以上の人の存在を裏付けている。

緑の釉薬(ゆうやく)が使われた緑釉(りょくゆう)陶器や漆の残った土器もあり、いずれもこの地域の勢力、繁栄を象徴し、新潟県の奈良時代から平安時代の歴史を語る上では欠くことのできない地域であることを出土品から学ぶことができる。

 緑釉陶器
緑釉陶器
漆の残る土器
漆の残る土器

日曜の28日は午前10時と午後2時半の2回、文化振興係の担当者が展示解説を行い、さらに午前10時から午後2時半まで遺跡体験イベントとして勾玉(まがたま)づくりを行い、材料費の300円で古代アクセサリーの勾玉を自分で手作り体験できる。ほかに、会期中いつでも参加できる遺跡クイズラリーと土器パズルもある。

毎日午前9時半から午後5時まで開場、入場は無料。問い合わせは市教委生涯学習課(電話:0256-63-7002)へ。


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