「地方を守る会」代表世話人の国定三条市長、衆院解散のどさくで国出先機関改革の法案が閣議決定される恐れにブログを異例の1日5回も更新して強く批判 (2012.11.16)

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全国の市町村長約530人でつくる「地方を守る会」で代表世話人を務める国定勇人三条市長は、守る会が反対する国出先機関改革の法案が「解散のどさくさに紛れて閣議決定に持ち込む」恐れがあるとして15日、ブログ「三条市長日記」を異例の1日5回も更新して、政府の姿勢を強い言葉で批判した。

15日、異例の1日5回も更新された「三条市長日記」
15日、異例の1日5回も更新された「三条市長日記」

守る会は前日14日、衆院議員会館で臨時総会を開き、国出先機関改革の法案提出に反対する決議を採択した。国定市長が15日、まず更新した記事「解散に煽られながらも…」によると、臨時総会後に開かれた全国市長会地方分権推進検討会議が始まる1時間ほど前に党首討論で野田首相の口から「解散」の言葉が出たことが耳に入った。

会議に出席した樽床地域主権推進担当大臣に向けて「解散のどさくさに紛れて閣議決定に持ち込むなど、姑息なことをしてはいけません。よくよく吟味頂いて、末代までの恥を晒すような、国と真の地方である基礎自治体との信頼関係を決定的に崩壊させるような愚かな行為に、間違っても踏み出さぬよう、切にお願い申し上げます」と進言するように書いた。

15日の2本目の記事のタイトルは「ふざけるなっ!!!」。「政府与党は、解散ギリギリのどさくさに紛れた卑劣なやり方で、閣議決定に強引に持ち込むとの情報が…」。続けて「もはや、住民の生命を軽んずる亡国政権としか言いようがない…」と憤り、「狂気の沙汰」とさらに言葉を激しくする。「でも、結局は、彼らは何にも分かっちゃいなかった」、「非常なる不快感でいっぱいです」とする一方、「でも、最後の最後まで諦めません」。全国市長会も決議をまとめ、「全国市長会は、最後の最後まで大義の御旗を降ろしませんっ!!!」と希望は捨てない。

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「首相官邸」ホームページより15日の地域主権戦略会議であいさつする野田首相(平成24年11月15日 地域主権戦略会議 | 平成24年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ

3本目の記事は「民主党の良識に期待します」。国の出先機関関連法案の最後の党内手続きが始まり、「第一関門である民主党地域主権調査会」では数多くの国会議員から法案提出反対の意見があった結果、「政府側が当初の目論見で想定していたであろう“一任取付け”(最後に押し切るためどの政党も用いる常套手段)まで辿り着くことができなかった」。「第二関門は民主党政調役員会」で、「我々は固唾を呑んで見守るほかありません」と心境を書いた。

4本目は「総理、どこを見ているのですか?」。政府の地域主権戦略会議が終わり、野田首相が“自分の思いは総務大臣に伝えている”、総務大臣は“何とか今日中の閣議決定を目指したい”と発言した模様と書き、「“それは国の責務ではない。地方が勝手に考えればいいこと”と思考回路を停止させてしまっているのですか?」と問いかけつつ、「引き続き、民主党の良識を待ちたい」とした。

そして5本目の「明日落ち着いたら書きます…」。まだ戦いは続いており、志をともにする人と築いた布石は残っているとし、「でも、今日は敢えてこれ以上書きません。今日のブログ更新はこれまでっ!!!役所を離れますっ!!!」と締めくくっいる。

国定市長は毎日、ブログを更新できるよう心掛けているが、1日に5回も更新するのは極めて異例。ブログに書いた手厳しい表現も含めて国定市長の国出先機関改革への反対の思いの強さや法案成立に対する危機感を象徴している。

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