1年ぶりにコミュニティーデザイナー山崎亮さんを三条市に迎えて開かれたまちづくりシンポジウム「まちの幸福論」に約100人が参加 (2013.1.21)

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コミュニティーデザイナー山崎亮さんを1年ぶりに三条市に迎えて19日、三条東公民館でまちづくりシンポジウム「まちの幸福論」が開かれ、三条市や燕市のまちづくりにかかわる団体や行政から約100人が参加。30歳代を中心に今回も会場を熱気に包まれ、豊富な事例に基づく山崎さんの話に聞き入った。

19日開かれたまちづくりシンポジウム「まちの幸福論」の講師、コミュニティーデザイナー山崎亮さん
19日開かれたまちづくりシンポジウム「まちの幸福論」の講師、コミュニティーデザイナー山崎亮さん

前回は昨年1月に「三条まちなかトークライブ」として開き、三条市やNPOさんじょうなどで構成する三条市ESD協議会(川瀬和敏会長)が主催。今回は市と民間団体が連携して中心市街地のにぎわいを取り戻す「三条まんなかプロジェクト」(相場浩会長)も主催に加わった。

山崎さんによる講演のあとパネルディスカッション、質疑応答を行った。講演で山崎さんは、自身が代表を務めるStudio-Lなどでかかわった事例について、「しせつ編」、「ほそなが編」、「まちなか編」の3つのブロックに分けて話した。

約100人が訪れた会場
約100人が訪れた会場

「しせつ編」では兵庫県・有馬富士公園や鹿児島県・マルヤガーデンズなどの施設、「ほそなが編」では細長い空間を活用した神奈川県・東横線跡地遊歩道計画や滋賀県・草津川跡地活用プロジェクト、「まちなか編」では宮崎県・延岡市えきまちプロジェクトや広島県・福山市まちなか再生計画などを取り上げた。それぞれの問題点や課題、目標、そして取り組みまでを具体的に話した。

延岡市えきまちプロジェクトの市民発の駅空間を使いこなす社会実験では、ワークショップを続けるうちに参加者の頭の中に「町のなかのにぎわいが見えてくる」までになった。香川県・観音寺まちなか商店街では商店主のひとりが晩酌を始めたことをフェイスブックで「今宵もはじまりました」と書き込んでから次々とほかの商店主も同様の書き込みをするようになってコミュニケーションが広がった。

パネルディスカッション
パネルディスカッション

どの事例も山崎さんが実際に取り組んで体験したことだけに説得力があり、それぞれのプロジェクトを通して地元の人たちが盛り上がっていく様子も手に取るように感じることができた。さらに「すべてのプロジェクトに2割のイノベーションを」、「市民ワークショップをやりながら役人ワークショップをやらなければならない」とヒントや気づきを与えてくれた。

パネルディスカッションは、三条まんなかプロジェクトの相場会長をコーディネーター、山崎さん、三条マルシェ実行委員会副実行委員長の加藤はと子さん、まちなか応援マネージャーの石本史子さんをパネリストに行った。

加藤さんは三条マルシェを通じてまちづくりにかかわるようになった経緯や高校生ボランティアによるマルシェ部が誕生したことについて話した。母校が進学校で外へ出て行く卒業生が多く、「地元に戻ってくるのは負け組みたいな意識」があるが、「卒業生として地元に貢献していく生徒を育ててほしい」と母校に求めた。

コーディネーターを務めた「三条まんなかプロジェクト」の相場会長
コーディネーターを務めた「三条まんなかプロジェクト」の相場会長

相場会長は、山崎さんに三条マルシェのようなイベントが日常になっていった事例を求めた。山崎さんはイベントというよりもプログラムという言い方をしており、「プログラム的にできること、日々ちょっとずつできること」を増やし、いくつか並行して行い、わかりやすい目標をたてることなどをアドバイスした。

加藤さんは国定市長からは三条マルシェを「日々の生活のなかに落とし込んでいってほしい」というミッションを受け、楽しんで仕事の合間をぬって取り組んでいると話した。

山崎さんは「自分たちが楽しいと思うことからやりましょう」から始め、少しずつでも金を出しあって楽しむような取り組みを勧め、「私がやりたいこと」、「社会が求めていること」、「私ができること」の3つのバランスをとりながら企画を練っていくのが大切とした。

パネリストの三条マルシェ実行委員会副実行委員長の加藤さん
パネリストの三条マルシェ実行委員会副実行委員長の加藤さん

石本さんは交流拠点施設の開設を進めており、自身はイタリアや東京で働いて培った経験を「まちの何かに還元できれば」と取り組んでいる。山崎さんは「全部をここのなかでやり過ぎないように。適当に散らしておいた方がいい」、「ほかに空いている場所、使える場所をねらいながら関係づけていって必ずこれがまちと関係するような」と求めた。

石本さんが、何に気をつけて人集めしたらいいかと山崎さんの考えを求めると、山崎さんの答えはシンプルで「人の話を良く聞く」。笑顔で「はー!」、「そうすか!」、「すごいですね!」の3つを繰り返せば相手は3時間くらい話してくれ、その人が生活で何に困っているか見えてきて、それをどうサポートするかを考えればいいとした。

パネリストのまちなか応援マネージャー石本さん
パネリストのまちなか応援マネージャー石本さん

ねずみ算的に、すごいと思う人を3人紹介してもらって、それぞれから3人ずつすごい人を紹介してもらうのを繰り返せば良く、そのうちに「地域の人脈図が頭に入る」。その関係を描きながら作戦を練り、まちなかでやりたいことをうまく組み合わせるというアイデアを紹介した。

現場の人の話を聞くこと、ネットや本からの情報を頭に入れること、目の前でやっていくこと、この3つを繰り返せば2割の新しい取り組みにつながっていくとした。

相場会長から意見や質問を求められた国定三条市長は、ことしから町の中から自動車を閉め出して人の手に取り戻す試みを行うことを明らかにした。

最後に山崎さんは、物事を前に進める計画論にのっかったワークショップは、意見の優劣や実現可能性を見極めるプロのファシリテーターが必要で、それによって創造性の高いワークショップになるとした。

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