三条市下田地区の長野地内で「じろう歯科診療所」が7日にオープン、送迎サービスを含めて隅々まで高齢者に配慮 (2013.3.3)

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医療法人社団しただ(北沢幹男理事長)は、7日に三条市下田地区の長野地内に開所する「じろう歯科診療所」(奥山次郎院長)で2日、内覧会を開き、送迎サービスを含めて高齢者への配慮も行き届いた歯科医療の設備を地元の人たちから確かめてもらった。

 =7日オープンする「じろう歯科診療所」で奥山院長とスタッフ
7日オープンする「じろう歯科診療所」で奥山院長とスタッフ

八木前郵便局の隣り、介護老人保健施設「いっぷく」などのある敷地のなかに開設した。鉄骨造平屋建て約193平方メートル。診療室には歯科ユニットが3つ並ぶ。

高齢者などに配慮して、隅々にまでユニバーサルデザインを施した。床に段差を設けず、車いすに乗ったまま歯科ユニットのすぐ隣りにまで移動できる。ひざを伸ばせない人もいるので、ひざを曲げたまま診療を受けられる歯科ユニットを採用。すぐに撮影画像を確認できるデジタルレントゲンも車いすに乗ったまま撮影できる。

歯科ユニットのわきは車いすとを隣りにつけられるスペースも
歯科ユニットのわきは車いすとを隣りにつけられるスペースも

通院が困難な人には無料の送迎サービスを行う。対象地域は下田地区と加茂市、長岡市栃尾のそれぞれ下田地区に隣接する地区。送迎の待ち時間もあるため、待合室には畳敷きの部分を設けてくつろげるようにした。いすも高齢者や車いすに対応したものを採用する。

医療法人社団しただが運営する老健施設や特養ホームでのノウハウを歯科医療の現場にも存分に生かしている。各施設へ診療に出向くこともある。送迎用の車も、各施設が備える車いすのまま乗り降りできるリフター付きの車両も使う。

待ち時間もくつろげるように待合室に設けた畳敷きのスペース
待ち時間もくつろげるように待合室に設けた畳敷きのスペース

下田地区には旧下田村役場の三条市下田庁舎周辺に歯科医院があるが、そこから山手ではこれまで歯科医院が開設されたことはなかっただけに、地元の人たちは歓迎し、期待を寄せている。

スタッフは、院長の奥山次郎さん(31)と歯科衛生士3人、歯科助手1人。奥山さんは三条高校、日本歯科大学新潟生命歯学部を卒業し、2008年から新潟大学医歯学総合病院で歯科医師臨床研修を行い、09年から新潟市内の歯科診療所に勤務した。

じろう歯科診療所の正面
じろう歯科診療所の正面

開所に向けて院長に就くため、家族4人で南五百川に引っ越した。父が転勤族で、高校時代は下田に住んだ。「歯医者がなく、星と水がきれいなこの地で歯科を始めたいと思いました」と奥山さん言う。

「若い人は働きに出て、家に残っている人は気軽に歯医者に通えないんです。そのため後手、後手の治療になってしまう。痛くなる前に口の中をケアできる場をつくりたいですね」。童顔であごひげを蓄えた奥山さんは、下田に骨を埋める覚悟とか。赤ひげ先生ならぬ“あごひげ先生”として親しまれる日も近いかもしれない。

診療は休診日の土、日曜と祝日を除き、午前9時から午後0時半までと、午後2時から6時まで。問い合わせや送迎サービスの予約は電話「0256-46-0388」へ。

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