19日の燕・戸隠神社の春季祭礼は神輿行列を前に上横町神楽保存会が町内を回ってはらい清める (2013.5.19)

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18日の宵宮祭り続く19日の燕・戸隠神社の春季祭礼は、午後6時からの神輿行列を前に上横町神楽保存会が行列の行く町内を回ってはらい清めた。

グループホーム仲町で3獅子がそろい踏みで舞う
グループホーム仲町で3獅子がそろい踏みで舞う

宵宮の18日夜も獅子舞を行ったが、19日は大名行列に先だって行列が通る町内を清め払うのが役割。昨年に続いてことしも人出不足で大名行列が出せない代わりに、神輿行列になるが、獅子舞は例年と変わらない。

保存会は石黒正明さん(69)=燕市中央通1=を頭に会員18人で、この日はうち16人が参加した。早朝に町内の集会場に集合、記念撮影して稲荷神社に参拝後、戸隠神社へ移動して参拝、おはらいを受けたあと、門付けに。録音してあるはやしの演奏を流し、それにあわせて棒の前後を担いで棒に下げた太鼓をたたき、獅子舞の到来を告げながら旧燕町を進んだ。

家から家へと門付けに回る
家から家へと門付けに回る

獅子頭は4つあり、獅子舞に使うのは3つ。この獅子舞がいつ発祥したかは定かではないが、獅子頭を納める箱には古いもので弘化2年(1845)とあり、約170年もたつ。獅子頭を操る人と後ろを持つ人の2人1組で舞う。舞いは10秒ほど。最後に「家内安全、商売繁盛、悪魔払い、おめでとうございます!」などの口上に続き、獅子の口で客の頭にぱくっとかみついて終わる。

大通り沿いのグループホーム仲町では利用者10人近くが見物し、獅子舞も3匹がそろい踏み。お年寄りは頭をかんでもらうと、手を合わせて「ありがてかったいの」と感謝していた。

頭の石黒さん
頭の石黒さん

上横町は旧町名で、今の町名では中央通1丁目。篤志家が上横町に獅子頭を寄付したのが始まりらしい。かつては400軒も回ったが、郊外へ移り住んだ人が増えて今は半分の200軒ほど。商店街もシャッターが閉まったままの店が多くなった。

会員は上は79歳から若手でも45歳まで。平均年齢は65歳をくだらないとか。以前は10分もある獅子舞を披露していた時代もあったが、今では「とっても踊らんね」。

獅子舞を続ける意味について頭の石黒さんは、「やっぱり祭り町内で生まれたっけ。理屈じゃねいね。太鼓の音で、そわそわ、わくわくしてくるんだね」、「生まれたときから万灯とこれと両方あって、残していかないと」と話していた。


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