全便満席となった「秘境八十里越体感バス」35便のうち13便をマイクロバス1台ずつ増やして追加募集 (2013.7.10)

三条市は、6月30日から11月9日までに35便、運行する「秘境八十里越体感バス」の申し込みが全便満席となったため、うち13便をマイクロバス1台、定員21人ずつ増やし、参加者を追加募集する。

6月25日行われた「秘境八十里越体感バス」の内覧会

キャンセル待ち登録者を優先して残席分を新たに募集するもの。16日午前9時半から日本旅行燕三条支店（電話：0256-33-3112）で受け付ける。道の駅「漢学の里しただ」を午前9時出発、午後0時半帰着で、ガイドの案内を聞きながら国道289号「八十里越」の工事現場を見学し、県境を越えて福島県只見町に入って間もなく、第8号橋梁で折り返す、片道約46キロから48キロのコースだ。

10日行われた定例記者会見で国定勇人市長は「こんなに早く埋まるとは本当に思ってなかった」と言い、人気の理由は、「八十里越という道なら世界に対してどんなのところなんだろうというあこがれに似たような思い」と「いつも完成まであと10年と言われた工事区間を自分の目で見たいという思い」が入り交じった結果とした。

八十里越には、ふだん立ち入ることのできない工事現場、自然の秘境感、歴史・文化の3つの複合的な要素が備わっているとし、「八十里越を1日も早く開通させることが生活の道、命の道として活用できると感じ取っていただける」、八十里越を体感して「応援団になっていただくことが、事業進ちょくを図っていくためにはいちばん有効な手段だと思っている」とし「体感バスで地道にお客さまの数を稼いでいくことで、結果として早期開通も同時に達成できるというような構図をつくりあげていきたい」と期待した。増便の運行日は次の通り。