「第60回文化財防火デー」で三条市が市指定文化財を保存する来迎寺を初めて会場に防災訓練 (2014.1.28)

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「第60回文化財防火デー」の26日にあわせて三条市は27日、市指定文化財を保存する三条市井栗3、真言宗智山派来迎寺(渡辺良俊住職)を初めて会場に防災訓練を行った。

来迎寺で「第60回文化財防火デー」の防災訓練
来迎寺で「第60回文化財防火デー」の防災訓練

昭和24年1月26日に法隆寺金堂の壁画が焼損したことから、同30年にこの日が「文化財防火デー」と定められ、全国で文化財を火災から守るための活動が行われている。

三条市では20年近く前に本成寺三門で文化財防火デーに伴う防災訓練を行った後、2010年から昨年まで3年続けて国登録有形文化財に登録された三条市歴史民俗産業資料館(旧武徳殿)で行ってきた。文化財を災害から守る意識の高揚、周知を図ろうと、ことしは初めて来迎寺で行った。

来迎寺は、「来迎寺観音堂」と「梵鐘」が市指定文化財となっている。とくに観音堂は、1557年の火災で全焼しており、1828年の三条地震でも大きな被害を受けたと伝わる。幸い900年前の作と伝わる本尊は難を免れている。

渡辺住職も水消火器で初期消火訓練
渡辺住職も水消火器で初期消火訓練

防災訓練には渡辺住職をはじめ三条市消防本部10人、地元の井栗自衛消防隊25人、市の関係者ら約50人が参加。台所からの出火を想定して発煙して始まり、渡辺住職が119番通報する一方、重要品に見立てた段ボール箱を5つを本堂と観音堂から運び出し、自衛消防隊、続いて到着した消防本部で合わせて3本の水柱を上げて放水。その後、参加者らによる水消火器を使った初期消火訓練、講評などを行った。

本堂に下がる掛け軸には、約450年前の本堂の全焼、約200年前の三条地震、当時の同寺住職が命からがら逃げ帰った約130年前の磐梯山の噴火などが描かれている。少し時代をさかのぼればさまざまな災害があり、万が一に備えて訓練に励んでいた。

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