「節分」では三条の観測史上最高12.4度の季節外れの陽気に恵まれた法華宗総本山本成寺の節分会の鬼踊りに2万人の人出 (2014.2.3)

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「節分」の3日、三条市・法華宗総本山本成寺(石丸日然貫主)は節分会を開き、三条名物ともいえる鬼踊りを披露した。この日の三条は3月下旬から4月上旬並みの12.4度まで上がり、「節分」としては79年からの観測史上最高を記録する季節はずれの陽気で、日曜だった昨年より1万5千人少ないものの2万人(主催者発表)の人出でにぎわった。

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2万人の人出を数えた三条市・法華宗総本山本成寺の節分会の鬼踊り

本成寺の節分会の鬼踊りのフォトアルバム

鬼踊りは午後1時と3時からの2回、戸を開け放った本堂で行い、石丸貫首をはじめ山内寺院住職による読経、本堂いっぱいの参拝者の頭上で木剣を打ち鳴らして厄災をはらい、続いて「本成寺鬼踊り奉賛会」が鬼踊りを演じた。

太鼓を打ち鳴らして現れた僧兵に続いて、ドラとほら貝の音ともに金物の町三条にちなんだのこぎりや金槌、金棒などを手にした赤、青、黄、緑、黒の鬼と白装束の三途川婆(そうずかば)が、ゆっくりと舞台に上がり、口上にあわせて鬼踊りを披露した。

参拝客でぎっしりの本堂
参拝客でぎっしりの本堂
参拝客でぎっしりの本堂

たっぷりと暴れた鬼たちに向かい、石丸貫主の「福は内」の声を合図に地場産業振興祈願の事業主や来賓、年男年女などの参拝者が升に入った豆を一斉にばらばらとぶつけ、鬼たちは退散。本成寺の鬼たちは境内の鐘楼堂で鐘を突いて改心し、つのがとれるという。

暖冬少雪で本堂に雪はない。本堂内は例年ならいくら重ね着しても足元から凍るように冷えてくるところだが、ことしは寒さと無縁。例年の厳寒を覚悟して万全な防寒で訪れた人は汗ばむくらいで、何度も足を運んでいる人には調子が狂うくらい暖かかった。

鬼に子どもを差し出す参拝客
鬼に子どもを差し出す参拝客

午後1時からの1回目は、月曜にもかかわらず参拝者が本堂に入りきらず、大勢の人が本堂の外の境内にあふれた。

本堂では読経が始まったと同時に泣き始める子どももあり、一気ににぎやかになり、鬼の方を見ない子や泣きべそをかきながらしっかりとつかんだ親の肩越しにちらちら見ている子も。そんな子どもにおかまいなく、親たちは我が子の成長を願い鬼に頭をなでてもらおうと、子どもを差し出し、鬼に抱き上げてもらった子どもは、いっそう顔を赤くして泣き叫んでいた。

子どもたちは怖い鬼に大泣き
子どもたちは怖い鬼に大泣き

境内へ逃げ出した鬼は、タレント同然。大勢の参拝客が鬼を囲み、鬼はなかなか前へ進めなかった。「ほら、青が来たよ!」、「黄色がかっこいい!」と参拝者の声だけ聞いていると、戦隊もののようだった。

阿賀野市から訪れた家族は、子どもが3歳になったので(鬼の怖さが)大丈夫だと思って来たが、やはり怖がっていたと鬼の迫力に驚きながら、名物の豆まきを楽しんでいた。


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