燕市・「たかだ小児科医院」に併設で県央初の病児保育室「あおぞら」が4月10日オープン (2014.3.28)

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燕市は「たかだ小児科医院」(高田恒郎院長・燕市吉田)の協力で医院併設型の病児保育室「あおぞら」を4月10日にオープン。体調に不安がある子どもを預かる病児・病後児保育運営事業を県央地域で初めて開始する。

 4月10日、たかだ小児科医院に併設してオープンする県央地域初の病児保育室「あおぞら」
4月10日、たかだ小児科医院に併設してオープンする県央地域初の病児保育室「あおぞら」

「あおぞら」は道路をはさんで、たかだ小児科医院のはす向かいに建設した。木造平屋建て床面積112平方メートル。33平方メートルの保育室は南向きに大きなはき出し窓があり、その外には避難も考慮したウッドデッキを備え、室内も天然木をふんだんに使って明るくぬくもりがあふれる。

ほかにスタッフ室、区画を仕切られた5平方メートルの観察室が2つ、畳敷きの静養室とスタッフの休憩室を兼ねた静養室がある。観察室の引き戸はガラスに代えて透明なポリカーボネートがはめ込んである。静養室の引き戸にもポリカーボネートをはめ込んであり、観察室として利用できる。

保育士のアイデアで、仰向けに寝た子どもが飽きないよう天井にはかわいいイラストがデザインされた壁紙を使い、さまざまな工夫が凝らされている。

 病児保育室「ひまわり」を鈴木市長らが訪れて見学
病児保育室「ひまわり」を鈴木市長らが訪れて見学

定員は8人。国が定める基準面積は定員×7.2平方メートルなので、「あおぞら」は57平方メートルの計算になるが、施設はその2倍以上もある。スタッフは保育士3人、看護師2人で、常勤2人。これも定員の2倍くらいまで対応できる態勢で、余裕をもった環境で保育する。スタッフも経験を重視し、36歳から70歳までのベテランを採用した。

体調が悪くなればすぐ向かいの「たかだ小児科医院」が対応。一般の保育施設には病気の子どもを預けられないが、どうしても仕事を休めないといった場合に預かってくれる病児・病後児保育は、子育てと仕事の両立を支援する。

開設日時は、祝日と年末年始を除く月曜から金曜で、通常は午前8時半から午後5時半まで、早朝は午前8時から8時半まで、延長は午後5時半から6時まで。利用要件は燕市に住む生後6カ月から小学校3年生まで、病気や病気の回復期で集団保育が困難なこと、そして保護者のキムなどの都合で家庭での保育が困難なこと。

左から鈴木市長、上原教育長、高田院長
左から鈴木市長、上原教育長、高田院長

利用料は1日つき通常時間が2,000円、4時間以下1,000円、早朝・延長はそれぞれ200円。生活保護受給世帯、前年分所得税と前年度市民税がいずれも非課税の世帯は無料。利用を希望する人は、「病児・病後児保育室利用登録票」に記入し、事前に市子育て支援課に提出する。

「たかだ小児科医」は1996年開院。燕市では県の要請も受けて病児・病後児保育事業に取り組む病院を探していたが、病院側にとっても経済的に負担になる場合の多い事業だけに、なかなか相手が見つからなかった。

今回は燕市と「たかだ小児科医院」の考えやタイミングがあって実現。高田恒郎院長(66)は「長男が3年後に帰って病院に入ってるくれることなった」のがひとつのきっかと言い、病児・病後児保育は「要望が多く、旧巻町の人も旧新潟市の施設を利用する。不採算部門なので」と難しさを話した。

27日午後、鈴木力市長と上原洋一教育長は「あおぞら」を訪れ、高田院長にあいさつした。鈴木市長は「これはすばらしい施設」とコンパクトながら保育園と変わらない機能やデザインに感心し、「保護者がご覧になれば安心して保育を任せられる」と言い、高田院長は「地域の皆さまに愛され、信頼されなければ成り立たない」と気を引き締めていた。

また、オープンを前に4月6日午前10時から午後4時まで内覧会を開く。住所は燕市吉田3507番地3。問い合わせは子育て支援課(電話:0256-77-8222)へ。


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