三条祭りの大名行列に向けて三条先供組合が夜の練習、2年ぶりに新人3人が加わる (2014.5.13)

取材依頼・情報提供はこちら

三条祭りの15日に行われる大名行列に向けて、行列を先導する奴(やっこ)を演じる三条先供組合(赤坂一夫会長)は、ことしも10日夜から恒例の練習を行った。

三条祭りの大名行列に向けて奴を演じる三条先供組合が夜の南小グラウンドで練習
三条祭りの大名行列に向けて奴を演じる三条先供組合が夜の南小グラウンドで練習

10万石の格式とされる三条の大名行列は、毎年400人近くで編成され、15日の午後0時45分に八幡宮を出発する。

先供は、その先頭の鉄棒、露払いに続き、先箱(さきばこ)、長柄(ながえ)の傘、大羽熊(おおはぐま)、投鞘槍(なげさややり)、天目槍(てんもくやり)、台傘(だいがさ)、立傘(たてがさ)、手杵傘(てぎながさ)の道具の順に、2人1組で、たがいに道具を投げて受け渡しながら進む。

「えーとまかせー」など奴のかけ声は、「十万石格式の大名行列一式」とともに「先供(奴)祭囃子」として三条市の無形民俗文化財に指定されている。また、静かな行列の中では最も動きのあるパートで、道路の両端から道具を投げて、受け渡しが成功すると、沿道の見物客から拍手が起こる花形的な存在だ。

道具の受け渡しは大名行列の花形
道具の受け渡しは大名行列の花形

メンバーは20歳代から60歳代の男性43人で、ことしは2年ぶりに新人が加入。いずれも三条市在住で、佐藤公信さん(41)、竹内誠さん(41)、小浦方敦将さん(29)の3人。小浦方さんの父もメンバーで、同組合2組目の親子2代の奴だ。

竹内さんは、長らく大名行列を支える三条祭り若衆会などで祭にかかわり、2012年には会長も務めた。若衆会の活動のなかで、奴や導祖神の会でも人手が不足していることを知り、昨年、所属団体を卒業したことから「少しでも力になれれば」と奴を演じる同組合に志願した。

行列には最低24人の参加が必要。力強い新人3人が加わったものの、当日の参加予定は28人で交代要員を含めるとまだまだ足りないくらい。やる気のあるメンバーを引き続き募集している。

 先供組合のメンバーで集合写真
先供組合のメンバーで集合写真

同組合は毎年5月1日に八幡宮で顔合わせを兼ねた練習を行い、10、11、12日の夜、本格的な練習をして本番にのぞむ。ナイター設備のある学校のグラウンドで練習を行っており、ことしは旧南小学校が会場。

ストレッチ運動を行ってから、それぞれ練習用の道具を持って動きを確認したあと、隊列を組んで「えーとまかせー」、「あれわいさーのさー」とかけ声をかけて練習して1年ぶりの勘を取り戻し、さらに演技の指導を受けながら本番に向けて気を引き締めていた。


spacer コンテンツ
spacer ショップ検索

公共施設も検索可能
分類別検索はここ

...詳細


燕西蒲勤労者福祉サービスセンター
燕三条のお悔やみ情報「縁をむすぶ」
三条パール金属スタジアム・サンファーム三条
外山産業グループ 外山産業、外山工業、グリーンライフ、メッツ
損害保険・生命保険・資産運用のことなら株式会社エフピーエム
スノーピーク オフィシャルサイト アウトドア/ナチュラルライフスタイル用品 製品 製造・販売メーカー
スポンサードリンク

■Copyright (C) kenoh.com Allrights Reserved.
三条・燕、県央の情報「ケンオー・ドットコム」kenoh.com