燕・弥彦総合事務組合の新斎場の建設検討委員長、本県出身の東京電機大・八木澤名誉教授は設計に満足 (2014.8.12)

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9日竣工した燕・弥彦総合事務組合の新しい斎場の建設検討委員会の委員長を務めたのは、旧巻町出身の東京電機大学・八木澤壮一名誉教授(77)。「今までここで暮らした人を送り出す場所でなければならない」と原風景をイメージさせる建築に満足している。

9日の燕・弥彦総合事務組合の新斎場竣工式に出席した建設検討委員長の東京電機大・八木澤教授
9日の燕・弥彦総合事務組合の新斎場竣工式に出席した建設検討委員長の東京電機大・八木澤教授

八木澤さんは新潟工業高校建築科、東京都立大学工学部建築工学科を卒業、同大学院工学研究科(博士課程)建築学専攻単位取得満期退学。専門は建築で、テーマは大学院時代から火葬場で、92年には学会賞を受賞している。

初めて設計を担当した火葬場は、68年に旧巻町に建設された新潟市巻斎場「妙有院」。その後も全国各地の火葬場を設計し、県内の学校も設計。76年に竣工した山形県の酒田市斎場は映画「おくりびと」の舞台になった。燕・弥彦総合事務組合の設計でも地元設計事務所と協働し、9日の竣工式にも出席し、テープカットも行った。

八木澤名誉教授は、「こんな年になってもまだ呼ばれることをありがたく思う」と笑う。八木澤名誉教授の火葬場に対する設計思想は、風土や自然、文化や歴史に根差した原風景をイメージさせることだ。

八木澤名教授がイメージした田園と弥彦山が広がる窓の外の原風景を背に
八木澤名教授がイメージした田園と弥彦山が広がる窓の外の原風景を背に

メインホールの巨大なガラスの向こうにそびえる弥彦山。「弥彦山がものすごく良く見える。ここに暮らす人の原風景である広がる田園とその向こうの弥彦山にみんなが帰って行けるような雰囲気にできた」。

故人の冥福を祈る場である火葬場が、迷惑施設と受け止められていることを嘆く。燕・弥彦総合事務組合もそうであるよに、全国ではごみ処理場に隣接して建設されることが多い。「隣りにごみ処理場があっても、これだけ立派な火葬場ができるというところを見せられたと思う」と八木澤名誉教授は満足している。

また、待合室ロビーなどを充実させることで家族葬や直葬にも対応できるよう配慮したと言う。


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