燕三条JCが初めての映画制作に挑む、鶴岡慧子監督で10月10日公開 (2015.3.2)

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燕三条青年会議所(石黒良行理事長)は、1999年に“市民の翼事業”として演劇の舞台創作を行ってから16年。市民参加による協働やまちづくりを目指してことしは同じ事業名を冠した初めての映画制作「燕三条フィルムプロジェクト」に取り組み、燕三条JC誕生の日の10月10日に公開する。

初めての映画制作「燕三条フィルムプロジェクト」の取り組みについて記者会見する燕三条青年会議所
初めての映画制作「燕三条フィルムプロジェクト」の取り組みについて記者会見する燕三条青年会議所

上映時間40分から50分の中編映画を制作するもので、プロデューサーは、今回の事業を担当する燕三条JCの「燕三条の未来想像委員会」、監督と脚本は鶴岡慧子さんに頼んだ。鶴岡監督とは会員の共通の知り合いがあり、昨年11月半ばに鶴岡監督と会って監督を依頼したが、いったんは難しそうになったが、あらためてお願いして実現した。

鶴岡監督は1988年長野県出身。立教大学で卒業制作として監督した『くじらのまち』(2012)が自主映画コンテスト、ぴあフィルムフェスティバルアワード2012でグランプリ&ジェムストーン賞をダブル受賞。東京芸大大学院映像研究科映像専攻に進んで『はつ恋』を発表、大学院修了後に制作した『過ぐる日のやまねこ』がこの夏、公開予定になっている。

撮影、照明、美術などはプロのスタッフに依頼し、メーンキャストもプロの俳優、サブキャストを燕市、三条市、弥彦村の小学生から高校生、市民から募集。ボランティアや補助は専門学校生や映画サークル、市民から募集する。

 映画出演者募集のちらし
映画出演者募集のちらし

参加人員は、おおむね市民キャスト10人、撮影助手スタッフ20人、ボランティア100人、サポーター500人、燕三条JC130人。4月20日までキャストを募集し、5月31日にオーディション、5月13日から6月20日までボランティアを募集し、7月23日から8月3日まで撮影を行う。燕三条JC誕生の日の10月10日に一般も入れて公開するほか、地元で3回の上映会を予定。中編映画のコンテストや映画祭に応募する。

内容はまだ明らかになっていないが、祭りを題材に地域のみんなで力を合わせて取り組むというようなもので、燕三条地域らしさを伝え、みんなで力をあわせて地域活性化を図るといった、メタ的な構造となりそうだ。

ボランティアスタッフ募集のちらし
ボランティアスタッフ募集のちらし

予算は700万円で、うち燕三条JCは220万円から250万円の事業費を設定。地元企業などから約350万円の協賛金を見込み、新潟県文化振興財団からの助成金も申請している。

今回のプロジェクトの実施を前に燕三条JCは2日午前、三条商工会議所で石黒良行理事長、知野学副理事長、燕三条の未来創造委員会の神田晃委員長が記者会見した。

燕三条JCは、1999年に市民の翼事業として「ヴァールの槌音」演劇の舞台創作の事業を行い、市民5,900人が参加した。今回はその事業名を踏襲し、燕三条フィルムプロジェクトとして多くの市民に参加してもらいながら映画をつくる。

石黒理事長
石黒理事長

事業のテーマは、この地域の明るい未来の可能性を見いだし、自然あふれる原風景、文化、歴史、そしてものづくりの集積地としての可能性を映像やせりふの中に織り込み、燕三条地域らしさを演出。もうひとつのテーマは、市民が力をあわせて地域を活性化することで、燕三条ブランドや工場の祭典、この地域の産業を燕三条地域として発信していくという流れができているなか、市民参加で祭りを盛り上げる。

石黒良行理事長は、燕三条JCのためだけの映画ではなく「多くの市民の皆さまから主体的にかかわっていただき、映画という目標に向かってともに活動していく、手を取り合い、ひとつの映画をつくるという人と人のつながりの大切さ、さらには協働することの大切さを感じてほしい。そして行動してほしい」と市民の参画に期待した。

燕三条の未来創造委員会の神田委員長
燕三条の未来創造委員会の神田委員長

神田委員長も「地域のみんなでひとつのものを協力してつくっていく体験をしてほしい。この事業の完成発表まで、この地域がわくわくしながらこの事業に多くの人が取り組んでいればと考える。そしてその体験がまちづくりへの意識の醸成につながる」と市民の協力を願った。出演者の応募などに関する質問はメール(jimukyoku@tsubamesanjo-jc.or.jp)で問い合わせる。

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