燕市の郷土史研究家、石黒克裕さんが死去 (2015.3.13)

郷土史研究家として知られた燕市中央通1、石黒克裕さんが11日、肝臓がんのため入院先で亡くなった。75歳だった。

2013年11月3日、国の登録有形文化財に登録された水道の塔「燕市旧配水場配水塔」の登録有形文化財プレートお披露目会で除幕を行った石黒さん

石黒さんは燕市文化財調査審議会委員長で、燕市郷土史研究会連合会会長も務めていた。旧燕市の市史編さんに尽力したほか、地元で発行された数々の書籍の発刊に協力した。

93年に第2回林忠彦賞を受賞した親友の故捧武さんの写真集『田園の微笑』を編集。近年でも11年の金属洋食器製造100周年記念事業で歴史資料を収集、その一環で行われたカトラリー検定のテキストを作成でも大きな役割を果たした。

通夜は14日午後7時から、告別式は15日午前10時からいずれも会場は燕市・VIPシティホール燕。